- おことわり
- いつもは記者説明会で書き取った内容を読み返して、ブログ掲載用に表現を調整したり書ききれなかったところを補足したりしています。ところが今ちょっと忙しくて手が回らないので、今回は書き取った内容を基本的にそのままアップします。
登壇者
各社の記事
配付資料
記者説明会の概要と目次
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小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトでは、持ち帰ったサンプルの分析やキュレーション作業が進む中、拡張ミッションに向けて体制が変わりますので、今後について等のご説明の機会を設けます。
本日(6/29)、記者説明会を行い、プロジェクトの体制変更についての説明をしました。はやぶさ2プロジェクトとしては、明日(6/30)をもって解散となり、「はやぶさ2拡張ミッション」に完全に移行することになります。引き続き、よろしくお願いします。
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) June 29, 2022
詳しい資料はこちら:https://t.co/X2qVyIEraY
(Image Credit:JAXA)
(左から三桝氏、吉川氏、津田氏、渡邉氏。臼井氏はリモートで参加)
(津田氏より)
(左から川勝氏、臼井氏、菅原氏、黒澤氏、倉本氏)
(川勝氏より)
今日は8月13日にサイエンス誌に掲載された論文「火星とその衛星で生命を探す」をテーマにした説明会。
通常の研究論文は実験や解析結果が載った10ページ程度のもの。今回の論文はperspective(見解)という1ページのもの。このカテゴリは既存の問題や概念、考え方に新しい見方、将来の方向性、その意義について述べたもの。そのテーマに深い理解と観察をもつ著者が分野の成果や状況を俯瞰した上で今後の方向性を指し示す。通常の研究論文の一段階上で、その研究分野において重要な意味を持つ。
そのperspectiveというカテゴリにおいて「火星とその衛星で生命を探す」というタイトルの論文がトップ科学誌のサイエンスに採択され掲載されたことが重要なニュース。
この論文について内容、意義、価値を説明するため今回の説明会を準備した。
中継はありません。後日JAXAのYouTubeチャンネルにアップロードされたらここに貼り付けます。
(image credit:JAXA)
サンプルの観察とカタログ化、キュレーション作業の第一段階が終了。いよいよ相模原の外に出して外部で高度な分析を行っていく。
はやぶさ2の宇宙飛行パートは終了しているが、プロジェクトとしては帰ってきたサンプルを初期分析していく。JAXA外にサンプルを出して詳細な組成や物性の分析を行っていただく。
リュウグウのサンプルからは有機物や水がどうやらあると示唆する情報が集まってきている。リュウグウのサンプルは期待を裏切らない、わくわくする物質。
岡山、高知、東大の先生方にも登壇していただいている。がんばって持ち帰ってきたサンプルの初見や期待を聞けるのを楽しみにしている。
(編集中)
※PI: Principal Investigator、研究代表者
:【録画】小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会(21/4/27) - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=xMeqG0z_PjQ):>