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はてなブログの本文中に差し込まれる広告を見分けやすくするCSS

最近のGoogle広告にはブログの本文の途中に差し込まれるものがあり、記事と広告の区別がわかりづらいことがある。PCからの閲覧時に広告が目立つよう、下のようなCSSをしつらえた。

div.entry-content div.google-auto-placed.ap_container {
    margin: 4em 0;  /* 広告と本文との上下間隔を広くとる */
    padding: 2em 0; /* 広告の上下に広告領域の背景色が見える場所を作る */
    background-color: rgb(0 0 0 / 0.1); /* 背景色の指定。透明度10%の黒 */
    border-radius: 5em; /* 背景色の領域に大きめのRをつけて目立たせる */
}
これが
こんな感じになる(画像処理ソフトで制作したイメージです)

広告と本文がよりはっきり分離されて、だいぶわかりやすくなったのではないだろうか。

丸みのある背景色の領域は、黒を透明度10%で敷いた。単に薄いグレーを指定するとブログの背景色に溶け込んでしまうことがある。そこでブログの背景色に10%のグレーが追加されるようになっている。

上のCSSを、Stylusなどの拡張機能を使って以下のドメインに設定する。独自ドメインはてなブログにこのCSSを適用させたい場合は追加する。

  • hatenablog.com
  • hatenablog.jp
  • hatenadiary.com
  • hatenadiary.jp
  • hateblo.jp

Stylusの設定画面ではこんな感じ。

Stylusの使い方については、下の記事で少し解説している。

「やっと」は「ついに」にしていきたい

「やっと」ってネガティブな言い回しにつきもので、案外後ろ向きな言葉だと思う。そこで「やっと」の代わりに「ついに」を使うようにしている。同じことに対する言い方でも印象がだいぶ変わるのではないだろうか。

  • バスがやっと来た→バスがついに来た
  • やっと資料ができた→ついに資料ができた

こんな調子でやっていきたい。

関連記事

こういう言い換え関連の記事を今までけっこう書いていた。

これらの記事を含む「言い換え」カテゴリや、対象範囲がより広い「言葉」カテゴリもよろしければご覧ください。

ThumbShift5-15TB組み立てのためのサポートページ

自分で設計したキーボード、ThumbShift5-15TBを組み立てるための情報を簡単にまとめました。

ThumbShift5-15TBの特徴

数字キー列やファンクションキーなどを省略したコンパクトな59キーキーボード
組み立ての工数を減らすため、数字キーの列やファンクションキーなどを省略しました。これらは特定のキーを押しながら入力します。
親指シフト入力に適したキー配列
親指部分にいわゆる「B割れ」のキーを配置しており、親指シフト入力に向いています。
一般的なロースタッガード配列のため移行コストが低い
一般的なキーボードの配列を踏襲しており、このキーボードに慣れるための練習が少なくすみます。
Cherry MX、Choc V2(Lofree FLOW含む)に対応
幅広い種類のキースイッチを装着できます。
キーキャップを調達しやすい
日本語キー配列の自作キーボードは英語配列に比べてキーキャップの調達が難しいですが、FILCOのMajestouch用に販売されている日本語キーキャップセットがあれば追加で調達するキーは7個ですみます。

ThumbShift5-15TBの購入方法

BOOTHなどの販売プラットフォームはありませんので、Twitter(現X)の@yimamuraなどへ連絡してください。価格は現在、以下の3枚の基板のみで2,000円としています。

3枚の基板について

スイッチプレート

トッププレートと呼ばれることもあります。キースイッチを物理的に固定するためのプレートです。画像右上の細い穴は、Majestouchが採用しているCostarのスタビライザーを装着する想定でしたが、穴の位置をミスしているため使えません。ご了承ください。


メイン基板

電子回路が組み込まれた基板です。ダイオードやスイッチソケットなどはここにはんだ付けします。


ボトムプレート

キーボードの底面になるプレートです。穴はタクトスイッチを押すためのものです。


基板のほかに必要なパーツ

続きを読む

八王子の川瀬巴水展を見に行った

八王子市夢美術館で開催されている川瀬巴水の展覧会を見に行った。展示は約150点で、ゆっくり見て1時間半くらい。

https://www.yumebi.com/index.html

川瀬巴水は明治末期から昭和32年まで活動した版画家で、旅と東京の風景を多く題材にした。微妙なグラデーションや川面、月明かりの表現が美しい。

月明かりは現代の都会で暮らしていると完全に失ってしまった光なのに、こういう作品として見せられると「知らないのに懐かしい」という不思議な郷愁を覚える。

旅先の川瀬巴水から版元の渡邊庄三郎へ宛てて書かれた手紙も読み方とともに展示されていて、大正時代の言葉遣いや文字の書き方がとても興味深かった。封筒の宛名書きは達筆すぎて、今だと届かなさそうだった。

Wikipedia川瀬巴水の項目に作品が掲載されていた。今回展示されているものから何点か紹介。

大阪 道とん掘の朝
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ef/Tabi_miyage_dai_nish%C5%AB%2C_%C5%8Csaka_D%C5%8Dtonbori_no_asa_by_Kawase_Hasui.jpg/800px-Tabi_miyage_dai_nish%C5%AB%2C_%C5%8Csaka_D%C5%8Dtonbori_no_asa_by_Kawase_Hasui.jpg
深川上の橋
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cc/T%C5%8Dky%C5%8D_j%C5%ABnidai%2C_Fukagawa_Kaminohashi_by_Kawase_Hasui.jpg/800px-T%C5%8Dky%C5%8D_j%C5%ABnidai%2C_Fukagawa_Kaminohashi_by_Kawase_Hasui.jpg?20170602033229
増上寺
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8d/Kawase_Z%C3%B4j%C3%B4ji.jpg/398px-Kawase_Z%C3%B4j%C3%B4ji.jpg?20130119112901

ここで自分が撮った写真を紹介したい。こういう写真を好んで撮っていると、川瀬巴水と比べるのもおこがましいがシンパシーを勝手に感じる。

ところでスティーブ・ジョブズ川瀬巴水のコレクターとしても知られている。これがMacintoshiPhoneなど、アップルの製品開発にどう影響を与えたかというテーマをNHKの佐伯健太郎記者は長いこと追いかけていた。記事もいくつも書いている。

会場の最後のコーナーは「スティーブ・ジョブズと巴水」で、ジョブズが所有していた作品と同じものが何点かと、Macintoshを発表した当時の写真が載った雑誌などが展示されていた。

ところでその2。八王子の国道20号沿いにはブックオフハードオフのほかいろんなオフが集まった「全部オフ」があるそうだ。実際はオフシリーズ全部ではないらしいとはいえものすごい品揃えだというので興味があったが今回は寄れず。いつか行ってみたい。

キーボードのイベント、天キー6に参加した

キーボードを持ち寄ってわいわいする「天下一キーボードわいわい会 Vol.6」、略して「天キー6」に参加した。2018年の1回目から参加してきて、今回ついに初めてキーボードを持ち込んだ。それも自分で設計したキーボードであり感慨深い。あわせて昔販売されていた小型のキーボードも持っていった。


展示したキーボード(左から)

説明の紙も掲示したけれど字が細かすぎた。その上自分で設計したキーボードを見せたいのか、親指シフトを体験してもらいたいのかがはっきりしなかったので、見てくれた人を混乱させてしまったかもしれない。次回はなにをどう見せるかよく考えよう。会場で親指シフトトークができたのはよかった。ありがとうございました。

小型キーボードのCUT KeyとCUT Key Pocketはテンキーだけのキーボードに見えるかもしれないが、これでも片手で日本語を入力できる。これは興味を持って見てくれる人が多かった。

驚いたことに、CUT Key Pocketを持参した方がもう一人いらして、並べて写真を撮ってしまった。

あと驚きがもう一つ。なんとThumbShift5-15TBを作りたいという方に基板をお譲りしたのだった。ビルドガイドとファームウェアを公開しないと。少しお時間ください。(→追記:書きました。ThumbShift5-15TB組み立てのためのサポートページ

そのほかに撮った写真。といっても持ち込んだキーボードについて説明したりトークセッションを聞いたりしているとあまりじっくり見て回れず、ほんの少しだけ。

富士通親指シフトキーボード
壊れたエフェクターを買ってきて、1キーのフットスイッチに改造したもの。すごい。なかむらメリさん作

ほかにどんなキーボードが出ていたのかは、手抜きだけれどTwitterの検索でどうぞ。

写真で出展キーボードを網羅しようとした方々。

YouTubeで配信されていた会場の様子も。

今回は、自分のキーボードを持ち込んだのがエポックメイキングな天キーだった。そのぶん見て回る時間が少なくなったけれどやむを得まい。次回も楽しみだ。

「このたび、お客様のアカウントが最適化されました」の罠

先日、Google AdSenseからこういうメールが届いた。

「自動最適化が有効化されています。」だそうで「お客様側での対応は必要ございません。」が強調されている。ブログの広告表示の設定をテスト的に変えてみて、収益が増えたので本適用しましたということらしい。

テスト名は「Vignette ads」。あれ、「ビネット広告」ってブラウザの表示領域全体にオーバーレイされる全画面広告のことでは。あれを自分のブログに適用されるのはいやだなあ。

果たして自分のブログ(ここ)を見に行ったら全画面広告が表示された。これはたまらん。AdSenseの管理ページへ行ってビネット広告の表示と「自動最適化」をオフにした。

まめちしき
全画面広告を消すには[閉じる]や[×]をクリックするだけでなく、広告領域外のグレーの範囲をクリックしてもよい

Googleとしては広告をたくさん出してもらって自社の収益につなげたいのだろう。Webサイトの管理者も収益が増えてうれしいかもしれないが、このブログの収益はもともととても少ないので39%増えても雀の涙なのは変わらない。代わりに全画面広告が出るというのでは割に合わない。AdSenseの自動最適化をオンにしていたのは自分だが、「最適化されました」がいいこととは限らないものだ。

カシオの電子辞書XD-4800シリーズ全機種の収録コンテンツを表にまとめた

電子辞書がひとつあると便利だなと思った。特に百科事典がほしい。電子辞書ならいちいちブラウザを開く必要がないし、広告にわずらわされることもない。カシオの電子辞書のうち、高校生向けをうたうXD-4800シリーズがよさそうだ。最新モデルにこだわる必要はないので型落ちの中古品を探そう。

となったとき、各機種に収録されているコンテンツを調べるのがとても大変だった。

電子辞書に収録されているコンテンツは機種ごとに一覧がある。たとえば最新機種のXD-SX4820(2023年発売)は以下。

XD-4800シリーズとして最初のXD-ST4800(2006年発売)のコンテンツ一覧はこちら。

17年間でコンテンツ数が50から230に増えているのがすごい。画面もカラーになって解像度が上がったりしている。じゃあこの中間のどれを買ったらいいだろうか。XD-4800シリーズは2006年以降、ほぼ毎年新機種が発売されている。それぞれのコンテンツ一覧を見ていると、この年だけ収録されなかったコンテンツなんてのもあるようだ。各機種のコンテンツ一覧では「これが収録されていない」ことがわからない。

そこで各機種のコンテンツ一覧を、最新機種から順に表にまとめていくことにした。一日で終わる量ではないので毎日少しずつ。その間にメルカリなどを見て、収録内容と価格で折り合いがつくものを探した。

新しい方から表にまとめていると、辞書類の版が古くなったりその辞典がそもそも収録されなくなったりしていく。また逆に、最近の機種では収録されていないものが古い機種で登場したりもする。漢検TOEIC向けのコンテンツが典型的だ。電子辞書の歴史をさかのぼることになり、なかなか面白い作業だった。

そして完成したのが下の表である。フルHDのモニタでブラウザのウィンドウを最大化すると、表の横幅が全部入るようにしたつもり。

で結局買ったのはというと、2019年発売のXD-SR4800だった。百科事典は『日本大百科全書(ニッポニカ)』と『ブリタニカ国際大百科事典小項目電子辞書版』が収録されている。

最新機種のXD-SX4820と比べると新明解国語辞典が1つ前の第7版であったり、次の機種や前の機種には収録されている旺文社古語辞典が抜けていたりするが気にしない。デジタル大辞泉の代わりに広辞苑(7版)が収録されているのもむしろ好みだ。

とすると、2018年より前の機種についてはコンテンツをまとめる必要はなかったのだろうか。確かに2006年までさかのぼって購入を検討することはなかっただろうから、全機種の収録コンテンツ一覧をまとめる気になったのは編集者的な情報整理欲が大きい。一方、コンテンツの収録傾向を知る上では、ある程度昔の機種についても表にまとめた意味があったと感じた。