1日目
椅子に座っていたらだんだん腰が痛くなってきた。ぎっくり腰はなにかの動作でズキーン! と来て突然始まることが多い。しかし今回はきっかけがなく、じわじわ進んでいった。最初はなんかおかしいなくらいの感じだったが、時間とともにこれはマズイのではという痛みになってきた。原因はわからない。
2日目
立ち上がったり座ったり、身をよじったりすると激痛が走るようになった。脂汗が出るような痛み。ぎっくり腰の始まりの「魔女の一撃」に何度も襲われる。立ち上がったあとの歩き始めなど、なんてことのない動作でも突然ズキーン! と来ることがありつらい。腰をいたわるために動作が慎重になり、はたから見るとかなり面白くなっている自覚がある。必ず激痛姿勢を通過するのでトイレに行きたくない。
3日目
10時間くらい寝た。途中で目は覚めなかった。腰痛で体が休息を求めているのかもしれない。太ももや尻の筋肉がいつもより使われている感覚がある。腰を守ろうとして、いつもと違う筋肉が動員されているようだ。姿勢が変わるとズキーン! と来やすいのは相変わらず。
4日目
ベッドで姿勢を変えたり、起き上がろうとしたときにズキーン! と来るのでじっと寝ていたい。激痛が来る回数や痛みは少しだけよくなってきた気がするが、痛いときは本当に痛い。腰痛になってから初めて車で外出。座るときや立ち上がるときの痛みはもう仕方ないものとして受け入れた。
5日目
ズキーン! と来る頻度や強さが減ってきたのは回復しているだけでなく、痛まないようにする腰の扱い方がわかってきたからかも。同じ姿勢をしばらく続けると姿勢の変わり目で激痛が来やすい。こまめに姿勢を変えるのがいいのだろうがこれがなかなか難しい。
6日目
朝起きたら左手の小指がしびれている。血の巡りが悪くなったときのような感覚。この症状は最近よく両手に出ているが、起きればすぐに元に戻る。ところが今日はしびれがなかなか引かない。脳のなにかだろうかと心配になって脳外科に電話してみた。
「こういう症状は脳外科にかかるのがいいですか?」「足の指はしびれていますか」「足の指は異状ありません」「でしたら整形外科がいいと思います」。へえー、そうなんだ。腰の痛みは自然治癒を待つつもりだったが、指のしびれとの合わせ技で整形外科へ行くことにした。
手と肘、腰のレントゲンを撮った。呼ばれて立ち上がり、歩き始めるときにズキズキ来る。「ゆっくりでいいですよ」と言われて救われる思い。問診では「ぎっくり腰かもしれないし椎間板ヘルニアの可能性もある」といった見立て。「座りすぎですね」。思い当たるふしがありすぎる。よくなったら運動も含めて生活改善していこう。指の方は「ひじの神経の異常で指がしびれることがあるが、診たところおかしくはない」そうで経過観察となった。即入院とかなんとかでなくてよかった。湿布と痛み止めの飲み薬をもらい、2週間後に再診となった。
指のしびれは夜には引いた。腰痛も今日の夜にはだいぶ楽になった。湿布や薬がすぐに効いたのかもしれないし、回復がさらに進んだのかもしれない。痛いときはやはり痛いが激痛ではない。
7日目
電車で出かける用事があったため、この日までにはある程度回復してほしいと思っていた。幸いへんな歩き方をせずにすむ程度にはよくなってくれた。姿勢を変えた時に腰に違和感が出ることはあってももうズキーン! とはならない。よかったよかった。
まとめ
湿布や痛み止めがよく効いた気がするので、急な腰痛が出て歩ける程度になったらささっと整形外科へ行ってしまうのがいいと感じた。たまたま回復期に診察を受けただけかもしれないけれど。
「座りすぎ」の指摘はその通りなので改善したい。ヘッドレストつきの椅子だと座ったままひと眠りすることもできる。一度座ると立ち上がるのがおっくうになりがちなので、気持ちを切り替えていかないと。また足腰を鍛えようという気持ちがいっそう強くなった。右膝の痛みと相談しつつメニューを考えていきたい。