約13年ぶりに大腸内視鏡検査を受けた。
自覚症状はないし先日の人間ドックで引っかかったわけでもなく、たまには受けておいた方がいいと考えた。黄金頭さんが血便から大腸内視鏡検査を受けたところ、がんが見つかって治療した件も影響している。
まずは前回や前々回と同じ病院の消化器内科を受診した。これは予約できないので数時間かかるのを覚悟する。受付の札を取ってから呼ばれるまで30分ほどかかった。予想通りのスローペースである。消化器内科を案内され、また30分待って診察。自覚症状はないが大腸内視鏡検査を受けたいと話す。検査の日を決め、モビプレップ(検査当日に飲む下剤)を受け取って診察は終わった。
続いて看護師さんから当日までの段取りを聞いた。まず3日前から食事制限が始まる。野菜、果物、納豆、玄米などを食べてはいけない。そのほかは下の通り。「具なしのみそ汁」は本当にただのみそ汁だ。リーフレットには「検査前日」とあるが3日前からと言われた。

そういえば前回までは前日用の食事をもらったが、今回はそういうのはなかった。検査の知見がアップデートされているのかも。
続いて前日20時に小さい容器の下剤(ピコスルファートナトリウム)を飲み、当日朝にも薬を飲む。そこからモビプレップの下剤を2リットル作り、どんどん飲んでどんどん出して大腸をきれいにする。12時半に病院に行って受付をする、といった話も。前回までの検査では、当日検査を受ける人たちが病院に朝集合して、みんなで一室にこもり下剤を2リットル飲んでいった。ここも手順が変化していた。
また、検査中にポリープや怪しいところを見つけて切除した場合、その日は入院になる。下着や飲み物などを持ってくるように言われた。寝間着やタオルなどは病院で用意してもらえる(有料)。
この日は手続きが全部終わるまで2時間半くらいかかった。短くはないが予想ほど長くはなかった。当日はリハビリパンツ(大人用おむつ)をはいて来るとパンツを汚す心配がなくてよいというアドバイスももらったので病院の売店で1つ買った。
3日前からは食パン、卵、白米、豆腐、バナナ、りんご、チーズ、ヨーグルトといった食事に。単調ではあるけれど3日間だけなのでつらくはなかった。
検査前日の夜にピコスルファートナトリウムを飲んだら寝ている間にもうお腹がゆるくなり始め、夜中に何度もトイレに行った。当日朝にガストンを飲み、モビプレップの袋に水を注いで飲み始める。

少しずつ飲んでトイレに行くのを繰り返してお昼になった。モビプレップは全部飲んだ。大腸はだいぶきれいになったと思うけれど完全ではないようにも見える。それでも時間なので、入院になった時用の下着やペットボトルの飲み物、あと読み物として『タイタンの妖女』をカバンに入れた。そして下着をリハビリパンツに履き替えて病院へ向かった。
受付をすませて検査の待合室で着替える。上は検査着、下は尻に穴が空いている紙ズボン。荷物はロッカーへ。続いて点滴用のカテーテルを腕に刺して点滴が始まった。そして検査を待つ。受付から1時間ほどで検査になった。
ベッドに横になり、点滴には痛み止めが入れられた。先生が内視鏡を入れていく。モニタは見える位置にあって、カメラがどんどん入っていくのを見ることができた。しばらくするとカメラが前後するようになり、先生が「うーん」「こうやって…」とか言い始めた。横向きの姿勢から仰向けになるよう言われ、先生は操作する手に力を込めたりしている。カメラがなかなか奥まで入らず、時間がかかっているようだ。姿勢を何度か変えたり、先生が別の先生と「ここがこうで」「こうしたら」みたいな話をしたりして、ようやく一番奥まで入った。そこからは早くて、内視鏡を引き出しつつ写真を撮っていった。
検査にかかった時間は1時間ほど。痛み止めが抜けるまで30分ほど安静にし、点滴を抜いて着替えて消化器内科の診察室前で待つ。15分ほどで呼ばれ、さっきの先生から「異常はありませんでした」という検査結果を聞いた。出口付近が赤くなっているのは下痢のせいでしょうとのこと。「検査がなにか大変だったようですが」と聞いてみたら「内視鏡の入れ方の技術的なことで、検査結果に影響するものではありません」。
検査費は5,080円だった。最初の診察の1,640円と合わせて6,720円かかったことになる。
病院を出たのは15時半。大腸に問題がないとわかってほっとした。3日間の食事制限とか当日の下剤とかはまあまあ大変なものの、大腸がんの心配がひとまずなくなったのはすっきりする。次は10年以上空けずに検査しよう。大腸がんは内視鏡検査で予防できるので、皆さんも検査を受けましょう。