なぜ誤字をまとめるのか

この記事の続き。

『街角図鑑』を読んでいて見つけた明らかな誤字はg:errata(※2020年1月でサービス終了)にまとめた。編著者や編集者にもTwitterから知らせた。

余計なおせっかいと思う人がいるかもしれない。こういう指摘をされるのは耳が痛いのも確かだ。でも本を作る立場としてはありがたくもある。でき上がった本をじっくり読み直すことはあまりないし、もう何度も読んで慣れてしまっているから誤字があっても「こう書いてあるはず」とスルーしてしまいがちだ。

(とか書きつつも、仕上がった本をなんとなくぱらぱらめくっていると、それまで見つけられなかった誤字に気付いてしまうこともまた多い。校正モードと気がゆるんだモードでは脳の使う場所が違う感じ)

世間の人々はこういう誤字脱字を見つけてもわざわざ指摘してくれることは基本的にない。そうなると誤字が残ったまま増刷なんてことになってしまったりしてよくない。誤字の指摘はいい本をもっとよくできるチャンスだから、気に入った本に対しては積極的にしていきたい。

それに、こうやって誤字をまとめるということはその本を読んだという証明でもある。どうでもいい本の誤字脱字はわざわざまとめたりしない。読んだことを知られたくないほどの本ならなおさらだ。

そういうことなので、誤字脱字の指摘があっても温かい心で受け入れてくださればと思います。また今村が作った本や書いた記事、ブログなどの誤字脱字も、きつくない感じで指摘していただけますと幸いです。

(2017年6月10日記)

追記

g:errata」が入っていたサービスの「はてなグループ」が終了したので、「勝手に正誤表!」のトップページに掲げていた案内文を転記します。

ここは、本の正誤表を勝手に作っているサイトです。

管理者(d:id:Imamura)が編集を担当した書籍に限らず、本を読んでいて見つけた間違いを記録しておきます。管理者はこれをミスの告発や追及のためではなく、増刷時修正の参考にしてもらえればという気持ちでやっています。

基本的に誤字・脱字の指摘にとどめ、事実関係など人によって認識が異なりそうなものに関しては慎重に扱います。