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小惑星探査機「はやぶさ2」カプセル回収前記者会見

日時

  • 2020年12月4日16時~17時

前回の記者説明会

登壇者

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メイン会場

サテライト会場

  • 豪州宇宙庁(ASA)長官 Megan Clark(メーガン・クラーク)
  • JAXA 宇宙科学研究所 副所長 藤本正樹(ふじもと・まさき)

(写真1枚目左から津田氏、國中氏、吉川氏。2枚目左からクラーク氏、藤本氏)

中継録画

関連リンク

冒頭コメント

國中:今年は日本が人工衛星おおすみを打ち上げて50年のアニバーサリー。「さきがけ」すいせい」から35年。惑星探査は難しくたくさんの失敗を重ねてきた。火星探査機「のぞみ」は火星に到達できなかった。「はやぶさ」も予定通りに帰れなかった。「あかつき」は5年余計に時間をかけてようやくたどり着いた。「はやぶさ2」は思い描いた通りのタイムラインをこなし帰還しようとしている。
2020年12月にカプセルを届けるのがようやく達成。胸を張って深宇宙探査ができることを証明できる。ようやくたどり着けた。あと2日残っているがチームとして確実にこなしてくれることを期待している。

クラーク:おはようございます。ここウーメラにおいてオーストラリアにとっても画期的、わくわくする機会となっている。オーストラリアにおいて宇宙機関がこういう機会に参加できることはすばらしいと思っている。JAXAからは藤本氏に参加していただきサポートしていただいている。
昔からオーストラリアと日本は宇宙で協力関係があった。今後もさらに日本と関わって宇宙開発に目を向けていきたい。まずはウーメラの地にはやぶさ2のカプセルが無事に着陸すること。すべての計画がうまく終わることを祈っている。藤本さんなど日本の方と活動できるのはすばらしい。

はやぶさ2」カプセル分離運用

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リエントリーに向けた探査機の状況

(津田氏より)

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探査機側の準備状況を。地球から遠いほどどこを飛んでいるか曖昧になる。地球に近づくにつれて軌道精度が上がり着地点の予測もよくなる。回収しやすい場所に予想中心を変更する目的もあった。赤い楕円、150×100キロメートルのどこかに着地することになっている。広大な範囲だが探査機は数百メートルから1キロメートルほどのチューブの中を飛んでいるとわかっている。外乱抑止モードをして慎重に運用している。最後の風はコントロールできないためこの範囲のどこかに着陸するという地域を設定している。

カプセル分離・地球圏離脱運用のシーケンス(12月5日)

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現在はやぶさ2NASAのDSN(深宇宙ネットワーク)も使って24時間運用している。

  • 明日10時半(日本時間、以下同)にリエントリ運用開始
  • 1115:カプセルに探査機から電源供給されていたのを内部バッテリに切り替え
  • 1259:カプセルを分離しやすい姿勢へ大きく変更(分離準備姿勢)
  • 1413:カプセル分離姿勢(小さな変更)
  • 1430ごろ:カプセル分離。カプセル分離が確認できたら探査機が地球から逃げる姿勢にさせる
  • 1530以降3回の噴射
  • 20時くらい:TCM5が完了すれば地球に落ちないので巡航姿勢に戻す。姿勢変更はオーストラリアの許可を取りながら行う。現在探査機は放っておくとオーストラリアに落ちる。安全は管理されている。TCM5は安全な状態をいったん外すことになるので豪州の担当官に説明し許可を取る。カプセル分離後に許可を取ると時間がかかるのでその前に。その後は事前の取り決めに従って進める。

リエントリ時の探査機・カプセルの動き(12月6日)

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探査機は高度120キロほどを通る。地球スイングバイをする。

  • 2:28:27:カプセルが高度120キロほどを通過。速度は11.6km/s
  • 2:28:49~2:29:25:火球になるフェーズ。これを過ぎても温度が下がるまでまだ少し見えるかも
  • 2:31~2:33:ヒートシールド分離とパラシュート展開(自動運転)
  • 2:47~2:57:着陸。パラシュートを切り離し(着地したら動いてほしくない。風でパラシュートに引っぱられないように)

3.カプセル分離・リエントリー詳細情報

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赤字の部分は前回から変更されている(より詳しくなっている)。天候などで数秒の誤差があるかも。

カプセルは動作確認をしている。健全に動いていることが確認されている。電源の切り替えや切り離しは火工品なので一度しかできない。信頼性設計や開発状況による。結果を見ながらアクションしていく。人間側、メンバーが正しいことをする訓練はととのっている。万全で迎えたい。

カプセル回収の準備状況

(藤本氏より)

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地球スイングバイ後の観測運用

(吉川氏より)

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南極上空の夜光雲も撮影したい。

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スケジュール

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参考資料

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再突入カプセル火球フェーズの観測

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オーストラリアで使うと一番いいが国内でも見られる。

帰還巡航運用計画

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リエントリー最終誘導の運用計画

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質疑応答

NHK寺西:現在の心境と意気込みを。

津田:幸い探査機は順調に飛んでいる。慎重な運用が続いてきた。支えたメンバー、JAXA、内外の方々に感謝申し上げたい。
たいへんよい状態で地球帰還の日を迎えられている。最後にいろいろな運用が詰まっている。訓練はととのっている。探査機が今まで動かしたことがない場所がきちんと動くこと、オーストラリアの天気がよいことを祈っている。

日刊工業新聞富井:分離後のカプセルの撮影はどういうふうに行うのか。どんなものが撮れるのか。カプセル回収隊はどこで待機していてどう動くのか

吉川:カプセルの撮影については資料6ページ、カプセルが光っていくのを探査機の姿勢を変えてONC-W2という側面のカメラを地球に向けて撮影。難しい撮影なのでどのくらい撮影できるかはやってみないとわからない。撮影後6日中にはデータを下ろしたい。

國中:ウーメラの砂漠地帯、100×30キロの楕円の範囲へ落ちていく。数人ずつのグループが散在していて位置を特定するためにレーダーなどで分担している。40~50人がさまざまな方法で観測する。
総合司令所へ衛星電話を使って観測データを連絡し、中央で落下地点を特定。カプセル着地が確認でき安全確認できたらヘリコプターが飛んでいく許可が出る。カプセルを探すまでが夜中の作業。
夜が明けたら回収班が機材を持って飛んでいく。回収作業を行いヘリコプターが戻ってくる。うまくいけば6日の昼過ぎにカプセルを確保できたらよい。

東京とびもの学会金木:3人それぞれがはやぶさ2プロマネを務めた。どうバトンを受け渡したのか

吉川:ミッションの立ち上げ期にリーダーとプロジェクトマネージャ。15年前に初号機がトラブルを起こした直後に検討を開始。すぐにプロジェクト化できなかったこともあり今日を迎えることができたのが感慨深い。
探査機の製造や運用は交代して。

國中:製造フェーズでプロマネ。予算認可が2012年、打ち上げが2015年でとても短く、これを引き受けるのはキツイなと。
製造中もたくさんトラブルがあったが開発チームと企業でタッグを組み困難を解決。次々に問題が出た過酷な3年半。
初号機でやった小惑星サンプルリターンがどういうものか、もたらす効果、成果を各メンバーが共感、共有していたことが団結力、結集力を生み出したと思う。はやぶさ1の礎があったからはやぶさ2は困難があってもタイムラインをこなして打ち上げにたどり着いたと思う。
はやぶさ1は宇宙で奇跡を起こしたがはやぶさ2は地球で奇跡を起こしたね」と言われたのが心に残っている。

津田:打ち上げ後にプロマネ。設計から関わっていてよくわかっていた。初号機の打ち上げ直前に宇宙研に入り運用に携わっていた。新人だったので即断即決でトラブルに対処していく、それでも悪いことが起きていくというのを現場で体験し吸収させてもらった。
はやぶさ2のプロジェクトが立ち上がってそれを生かす場ができたのは幸運だった。
はやぶさ2は打ち上げたあともトラブルは全部修正して初号機のトラブルを起こさないように。運用で反映させるべきことがたくさんあった。しっかりやっていくのがプロマネとして心がけてきたこと。
おかげさまでリュウグウに到着してからいい意味で想定以上の成果を上げることができた。こういう形で地球帰還を迎えられたのはチームワークのたまもの。こういうチームができたのはよかった。
地球帰還、初号機は満身創痍ながらあの精度でカプセルを着地させた。はやぶさ2でもきちんとやって初号機ができなかった拡張ミッションへバトンをつなげられれば。

金木:ファンに向けて一言

津田:本当にありがたい。反面いつも緊張を強いられる。注目していただいてありがたい。打ち上げ前からこんなに応援していただける探査機はなかなかない。いい成果を見せられたことは本当にほっとしている。
はやぶさ2はあさって地球に帰還する。カプセルの地球帰還は人類史上なかなかないこと。目の当たりにしていただいて、はやぶさ2がやったことを思い返していただき、次はこんな宇宙技術ができるぞ、こんな世界が開けるんだと思いをはせていただければ。

ライター林:津田さんは先日の会見で、帰還は精密さが要求されると話していた。津田さんが一番クリティカルと思っていることはなにか。また運用チームの今の雰囲気は

津田:22万キロで切り離す難しさというのは皆さんが想像するのとはちょっと違っていて…。
探査機とか宇宙を飛行する物体は力が加わらなければ軌道を正確に予想できる。正確に飛ばすには早く分離したい。カプセル単独なら身動きがとれないので弾道飛行で飛んでいく。しかし正しい軌道に乗せてから切り離さなければならない。2週間ほどかけて精密な軌道計測をしてきた。外乱抑止運用、スラスターを噴くなと。なにかあってもセーフホールドモードに入るときスラスターを噴かないようにしていた。
幸い異常を検知することはなかったが探査機を残すことよりカプセルを正確に落とすことを重視する運用をしてきた。
軌道計測がうまくいってTCM3、4と修正し弾道飛行になったところで切り離す。
カプセル切り離しを確認してからTCM5。カプセルが確実に分離できたことを確認する必要があり緊張する。
チームは緊張感もありそわそわしているところもあるがそれぞれの役割をこなしている。いい雰囲気で迎えようとしている。

(ウーメラ会場へ)

■:(聞き取れず)

藤本:オーストラリアに入ってからアデレードで2週間隔離。どう過ごすか。オンラインで回収隊で会合をもった。南オーストラリア州でロックダウンがあって焦った。
リハーサルのあと反省会、リハーサルがとてもよかった。今はできるだけ寝ているなどしたいと。

■:どんな想定外が起きると思うか

津田:あるとしたらの想定外…カプセルを分離してからTCM5を実行する。カプセルが分離しなかった場合にどうなるかというと分離するまで分離コマンドをくり返す。それをしていると地球圏離脱の時間がなくなっていく。TCM5はオーストラリアの許可を得てから実行するのでできなかったときの安全はなにかといえば探査機もカプセルと同じように体験突入させることになる。カプセルが分離できなかったとしたらそういう選択肢もあるということ。

藤本:コントロールできることとできないことがあり、できないのは天候。1時間おきに天気予報をチェックしている。今のところ天気はよさそうなので運がよい。
パラシュートが開いてビーコン信号が出ればそれを追いかければよい。着地してからもビーコンは数時間出し続けるのでそれを見ながら探す。
おおまかな着陸点へ向かい、最後は目視する。信号ができるかどうかが鍵。
パラシュートが開けばレーダーで場所を特定できる。開かなければハードランディングになるが光学観測で軌道を見いだす。新兵器のドローンで地上に落ちたカプセルを探す。たくさんの写真からAIで見つける計画。

(オンラインから)

月刊星ナビ中野:ワーストケースの話で恐縮だが、カプセルが分離できない場合探査機も大気圏突入とのことだが、その場合中のサンプルの健全性は。どんな状態でも回収できれば大丈夫なのか

津田:カプセル分離が遅れても分離されて、いくつかの段階ののちカプセルはきちんと動作しパラシュートを開いてくれればかんこうかするので問題なく回収できる。
分離できない理由がもっと根深くカプセルが機能しなかった場合、パラシュートも開かず地上へ激突する。コントロールはできない。回収はするが「そういう場合でも大丈夫」とはいえない。

(相模原会場へ)

ニッポン放送畑中:前回の記者説明会で1キロ先のテントウムシを狙うというたとえだったが、カプセル分離のあたりでは適切なたとえはあるのか。またカプセル分離後進路調整の余地はないのか。分離後なにかあったらどうするか

津田:TCM3では1キロ先のテントウムシとたとえた。今はテントウムシのどこかに当たればいいと思って投げた。もっと精度がよい。テントウムシの心臓を狙うというか…心臓ってあるんですかね。ナナホシテントウの真ん中の星を狙うくらいの精度が出ている。
カプセルは切り離し後進路調整はできない。切り離したらその勢いのまま飛んでいく。そこを読み切って切り離す。読み切る作業は今朝終わった。読み切った先が資料の中でいう33キロずらしたというもの。高空では偏西風が吹いているほか風の動きもあるのでなるべくその真ん中へ行くように調整。

読売新聞中居:プロマネの引き継ぎの話につながるが國中所長へ。プロマネを打ち上げ後引き継いだ。ミッションが始まって2回目のタッチダウンのとき実行するかなど葛藤があったと思う。チームがどのように育ったと思うか

國中:はやぶさ2には若手を重点的に投入した。近傍探査フェーズでは多くの若手を入れた。このあとMMXやDestiny+というさらなる深宇宙探査を実行するため、はやぶさ2を教育現場として経験を積ませる。
はやぶさ2で経験を積んだ若手がそろそろ中堅になる。これらのプロジェクトで力を発揮できるようにした。
JAXAは研究開発法人。宇宙機を開発することが大きな目標。JAXAの本来業務はものを作ること。プロジェクトを立ち上げてたくさんの審査がある。エンジニアとして審査をどれだけこなしたかが重要。運用はそこと少し違うが運用の経験が大きい。
運用を経験したエンジニアが審査で力を発揮できるように。
2回目のタッチダウンの時実行するか議論があった。200点を目指すのか60点そこそこで帰ってくるのか。プロジェクト遂行で大きな判断。ただやりたいから前のめりでするのではなく定量的に根拠を積み上げて2回目ができるかどうか判断を求めた。理詰めで確度の高い状態に持っていったので2回目の着陸のGOを出した。定量的に成果を予測できることを彼らは学んだだろう。

津田:究極な判断が迫られたとき、チームの内外できちんと精査されて正しい判断ができる、挑戦するところは挑戦し守るところは守る判断ができることが大事。あの場面は苦しかったがプロジェクトがというより宇宙研JAXAはいいゴールへたどりつく判断ができたと思っている。

中居:試料分析について。6つのチームに分かれるとのことだがだいたいどのくらいの機関が関わるのか

國中:グループを作って合同チームで初期分析。初期の成果をレポートしたあとは研究提案をつのり、価値が高いと思われる研究者に配るAO、提案方式で進めていく。
サンプルがたくさんあれば皆さんに配りたいが、おそらく少ししかないだろうから有望な研究提案を選んで渡す。すぐさますべての粒子を消費するのではなく半分ほどは未来に向けて保存する。将来高精度な分析装置ができるだろうし、未来の分析技術に託すために保管作業を実施する。はやぶさ1のサンプルもかなりの部分を温存している。
そういった計画になっている。

フリーライター荒舩:明日の運用にあたって験担ぎなどはあるか。どういう心境で明日に臨むか

津田:管制室に大きなだるまがあり、目を入れていないのでまず1ついれて、うまくいけばもう1つ入れたい。クリティカル運用のときはトンカツを食べたりしていたがそういうことができるかどうかは時間帯が悪く検討中。

荒舩:夜間はヘリコプターで場所がわかっても回収しないのは安全のため?

國中:その通りです。日本人の我々が普段見ているのとはまったく違う、野生生物がうようよいるような場所。我々の感覚とはまったく違い夜中の移動は危険。

共同通信須江:1430前後に分離とのこと、信号を地上から送るのか。また最終のチェックポイントはどんなことか

津田:カプセルの分離はリアルタイムに分離(こちらでボタンを押すと分離)というものではなく、この時刻に分離しなさいというコマンドを送る。
カプセル分離そのものは何段階ものチェックポイントがある。姿勢が正しくなったか(正しくなければ分離に進まない)など。カプセルはアンビリカルというケーブルで探査機とつながっている。切り離すときにはアンビリカルを切って分離機構を解除して分離する。電線が張ったまま分離しないようアンビリカルが切れたことを確認してからシーケンスが進む。GO/NOGO判断で進めていく。

須江:分離からTCM5まで1時間ほどだが分離確認にかかる時間は

津田:分離の確認は5分から10分ほどでできればよいがもっとかかってもきちんと判断していく。

フリーランス秋山:TCM5のあとの探査機について。カプセル撮像の意味(自分の仕事の結果をはやぶさ2自身が確認するといったものか科学的な意義があるのか)、LiDARの光リンク実験の意義について。拡張ミッションのフライバイ観測に生かすのか、将来の探査での光通信につながるものか

津田:カプセル撮像について。きっかけは分離してTCM5のあとになにかできることはないかということから始まった。火球状態のカプセルを撮影できたらかっこいいよねと。撮れれば解析できるがそういうニーズから来たわけではない。
撮影は難しく、どう写るかは読めない。計算して見積もりはしているが、ピンぼけしないかなどわからないことが多い。しかし研鑽を積んできた科学チームと運用チームが力を合わせればどこまでできるのか試すいい機会。こういうチャンスがあればやらないではいられない人がチームには多い。探査機にリスクがない中ならリスクが下がっているので挑戦を決めた。

吉川:LiDARの実験について。はやぶさ2のLiDARは距離を測るもので最大20キロ程度。今回桁違いに遠いところで測れるかを試す。光通信もあり得るので、はやぶさ2では通信はできないが深宇宙で電波ではなく光を使ったレンジングなどにつながる実験。
最初の地球スイングバイのときは地上から打ったレーザーを探査機が受けている。今回ははやぶさ2のレーダーを地上で受けてみる。
拡張ミッションそのものへの効果はなく、将来新しい技術の意味合いが強い。

(ウーメラ会場から挨拶)

藤本:意味もなく天気予報をチェックしていますが天気はよさそうです。

(以上)

次回の記者会見