好評を博した「かっこいい機械ナイト」早々に第二回を開催! 先頃オライリー・ジャパンより発売された『〜Core Memory—ヴィンテージコンピュータの美〜』を特集します。アメリカより著者のJohn Aldermanさん 写真家のMark Richardsさんも来訪。翻訳された 鴨澤眞夫さんが通訳としても登場。ヴィンテージコンピューター好き、機械好きの真昼のトーク!
2008年3月スケジュール
- 【出演】寺田克也(イラストレーター)、船田戦闘機(メディア技術者)、伊藤ガビン
- 【Guest】John Alderman(著者)、Mark Richards(写真家)、鴨澤眞夫(翻訳家)
- Open13:00/Start14:00-16:30頃まで/¥1200(飲食別)
- 前売はローソンチケットにて3/7から発売(Lコード:33077)ロフトプラスワン店頭でも3/7から発売
告知には載っていませんが、わたしも司会進行のような形で登壇させていただきます。
なお前回は阿佐ヶ谷ロフト/Aでの開催でしたが、今回の会場は新宿のロフトプラスワンです。また今回は昼のイベントで、開場13時、開演14時となっております。じゅうぶんご注意下さい。
MAKE: Japan blogでの告知(翌3月21日に池袋新宿ジュンク堂で開催されるトークイベントの情報もあります)
「CORE MEMORY」の本はこれ
- 作者:John Alderman
- 発売日: 2008/02/26
- メディア: 大型本
この本はとてもすごくてすばらしい。昔のコンピュータは味わいがある。撮影は厳密な照明計算の上で、長時間露光で撮影されているとか。その技法で、ますますしっとりと、そしてくっきりと、その魅力が引き出されている。
IBM360、ENIAC、アポロ誘導コンピュータ、DECの初期のマシンなどなど、整然と並ぶスイッチやコンデンサと、そこに張り巡らされた大量の配線が美しい。いや、ごちゃごちゃと無造作に張られたように見えるケーブルもある。しかしそれはそれで、カオスっぷりとそれを作った人の息づかいを感じられて別の美しさを発している。本当にすばらしい写真集だ。
本を紹介している方々
船田戦闘機
『CORE MEMORY』は古のコンピュータたちの美しい写真集。
すべての写真に見応えがあるのですが、とくに計算機の内部に接近した映像の情報量が凄い。高密度に並べられた真空管、空中で配線された抵抗器、無数のワイア。それらからは手作業の痕跡が読み取れます。作った人の息づかいが伝わってきます。
船田戦闘機日誌 at nnar » 美しき古の計算機たち
スタパ斎藤
古いコンピュータの姿や内部回路を超キレイに撮った写真がビシバシ載ってますヨ。エニアックとかユニバックとかピーディーピーとかクレイとか。単なる記録的あるいはカタログ的な写真ではなく、映画のワンシーンのように緻密なライティングで撮っている。アート性云々ではなく、撮影者の計算機に対する視線に濁りがなくてイカス。そんなふうに見せてくれて、ありがとう、Mark Richardsさん!! てな感じ。
スタパブログ: Core Memoryという写真集
前回の「かっこいい機械ナイト」
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