オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

AUTOMATIC1111版Stable Diffusion Web UIの日本語化

追記(2023年3月28日)

SD/WebUIの解説本を書きました。ぜひご覧になってください。

(追記ここまで)

これを日本語化する話です。

(2023年3月29日:ここから、2023年3月の状況に合わせて書き直しました)

①「Extensions」タブをクリックします。
②「Available」タブをクリックし、「localization」のチェックボックスをオフにしてから「Load from:」のボタンをクリックします。
③インストールできる拡張機能が一覧表示されます。「Search」欄に「ja」と入力すると「ja_JP Localization」の行だけが表示されるのでその右端の「Install」ボタンをクリックします。
拡張機能がインストールされるとその行は非表示になり、その上に「Installed into~. Use Installed tab to restart.」と表示されます。ページ最下部の「Reload UI」をクリックします。
⑤Stable Diffusion WebUIが日本語化されました。

これで日本語のみの表示になりますが、日本語と原語(英語)を同時に表示させることもできます。機能の名前で検索する際などに、元の英語での表現がわかります。

①「設定」タブをクリックし、「Bilingural Localizaiton」をクリックします。「言語ファイル」のプルダウンメニューから「ja_JP」を選びます。(「ks_JP」は関西弁だそうです)
②続いて「ユーザーインターフェース」をクリック、ページ最下部にある「言語設定」のプルダウンメニューで「なし(None)」を選択します。「設定を適用」ボタンをクリックしてから(忘れがち!)「UIの再読み込み」ボタンをクリックします。
③日英併記の表示になりました。

(ここまで、2023年3月の状況に合わせて書き直しました。これまでの内容も記事の最後に残しておきます)

最近の出力

こんなことをしています。

img2imgで名画を火星探査にしたり

昔のアメリカ車(よく見るとおかしい)の図鑑を見たり

  • illustration side view of cars 1960s
  • Steps: 20, Sampler: Euler a, CFG scale: 7, Seed: 2679594898, Size: 512x512, Model hash: 7460a6fa

雨の夜を走る男アクリル画を出したり

  • A skinny man in a trench coat and fedora hat running rainy night city neon lights acrylic painting
  • Steps: 120, Sampler: Euler a, CFG scale: 7, Seed: 621632043, Size: 512x512, Model hash: 7460a6fa

ところで、画像生成AIを使わずに描いたデジタル絵のことをどう呼んだらいいんでしょうね。「手で描いた」はもともとアナログ作画(物理的な紙に物理的な筆で描く)を指していたので混同してしまう。デジタル絵をAI使用/非使用で分類する言葉が必要になっている。

追記(2023年3月15日)

GPUがないパソコンでもAUTOMATIC1111版Stable Diffusion WebUIを使える、Google Colaboratoryのノートブックを用意しました。

過去の内容

少し前に、AUTOMATIC1111版Stable Diffusion Web UI(以下1111版SD)の設定(Setting)に「Localization」という項目ができたことに気付いた。Wikiを見ると「Localization」のページもできていた。

「設定画面の一番下にローカライゼーション用のテンプレートをダウンロードするボタンがありますよ」だそうだ。ということは、このテンプレートファイルをダウンロードして編集すれば、メニューの各項目を日本語にできるようになったのだな。でも大変だな。誰かやってくれないかな…と他力本願でいたらやってくれた方がいた。ありがとうございます。

これを使って1111版SDを日本語化する方法は以下。

(2022年10月23日追記:この行の操作は不要になりました)上のURLにあるリンク「https://github.com/yuuki76/stable-diffusion-webui/raw/ja-translation/localizations/ja_JP.json」を、1111版SDのフォルダにある「localizations」フォルダ内にダウンロードする。

(2022年12月27日追記:この下に続く操作の前に必要な操作が増えました:「Extension」タブをクリック→「Available」タブをクリック→「localization」のチェックボックス☑をオフ□に→「Load from:」ボタンをクリック→出てきたリストの下の方、「ja_JP Localization」の行の右にある「Install」をクリック(ctrl+Fを押してページ内を「ja」で検索するとすぐ見つかる)→行が消えたら「Settings」タブの「Reload UI」をクリック。その上で続きを読んでください)

Web UIの「Settings」にある「User Interface」内、「Localization(requires restart)」の「None」になっているプルダウンメニューから「ja_JP」を選択する。

設定画面一番上の「Apply settings」をクリックして設定を保存してから「Reload UI」をクリックすると日本語UIになっている。

こうなった

これはすばらしい。yuuki76 (Kris Walton)さんありがとう。

(2023年3月5日一部修正)

追記

10月23日の未明に、先ほどのプルリクエストがマージされた。これです。

自分でja_JP.jsonをダウンロードしなくても、1111版SDをアップデートすれば自動的に日本語を使えるようになった。Settingsでの日本語化の操作は上に書いた内容と同じです。

追記2

言語ファイルは必要なものだけをExtensionとしてインストールする方法に変わった。追加された操作方法は上に追記しました。