AUTOMATIC1111版Stable Diffusion WebUI(以下SD/WebUI)はダークテーマでも起動できる。通常の白いページ(ライトテーマ)をまぶしいと感じてダークテーマを選ぶ人もいるだろう。
SD/WebUIをダークテーマにする方法は2つある。
- ①URLで指定する
- ブラウザで「http://127.0.0.1:7860」(など)へアクセスする際、「/?__theme=dark」をつけて「http://127.0.0.1:7860/?__theme=dark」へアクセスする
- ②起動オプションで指定する
- 「webui-user.bat」の「set COMMANDLINE_ARGS=」に「--theme dark」を追加する。ブラウザをダークテーマに設定しているなら「--theme」だけでよいようだ
2つめの方法は起動後テーマを変更できないので、1番目の方法をおすすめしたい。
- SD/WebUIのライトテーマ(デフォルト)
- SD/WebUIのダークテーマはこんな感じ
しかししばらく使っていて、ダークテーマはちょっと暗すぎると感じるようになった。文字と背景のコントラストが強すぎて、しばらく見つめたあと白いところへ目を移すと残像が見えることがある。
そこでスタイルシート(CSS)で調整することにした。SD/WebUIをインストールしたフォルダ(「webui-user.bat」などがあるところ)に「user.css」というファイルを配置して、SD/WebUIを起動したり「Reload UI」したりするとuser.cssを読み込んでくれる。内容はこのようにした。
.dark { --body-background-fill: var(--neutral-600)!important; }
- これが
- こうなった
背景色を少し明るくしただけだが、これでだいぶ目に優しくなった。
ついでにライトテーマの背景も少し暗くしてみよう。「user.css」に以下を追加した。
:root { --background-fill-primary: var(--neutral-100)!important; }
- これが
- こうなった
ライトテーマのまぶしさが少し軽減されたのではないだろうか。
こうなると欲が出てくる。ページ最上部の「SD VAE」や「Clip skip」といった設定項目の幅を小さくできないか。そうすれば、ここにさらにいくつか設定項目を表示できそうだ。
「user.css」に以下を追加した。ブラウザに表示している文字の大きさによって、各項目のちょうどいい数字は変わってくると思う。
div#setting_sd_vae { width: 260px !important; max-width: 260px !important; min-width: 260px !important; } div#setting_CLIP_stop_at_last_layers { width: 140px !important; max-width: 140px !important; min-width: 140px !important; } div#setting_save_mask, div#setting_save_mask_composite { width: 159px !important; max-width: 159px !important; min-width: 159px !important; } div#setting_eta_noise_seed_delta { width: 120px !important; max-width: 120px !important; min-width: 120px !important; }
- これが
- こうなった(画面最上部に注目)
設定項目を2つ追加表示できた。あと1つくらいならさらに追加できそうだ。
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