- ※聞き間違い、まとめ間違いがけっこうあると思います
- ※後半はhttp://ima.hatenablog.jp/entry/2012/10/28/160000
シンポジウムの公式サイト
- 公開シンポジウム「今、日本の宇宙戦略を考える」(http://www.jsforum.or.jp/science-event/space_strategy/)
配付資料
会場からのツイートまとめ
- 「今、日本の宇宙戦略を考える」会場からのツイートを中心にまとめ - Togetter(http://togetter.com/li/397733)
呼びかけ人代表挨拶
- 京都大学総長 松本紘
宇宙開発の全体像について討論したい
人類と宇宙の関係という話から身近な人工衛星なども
国民生活、世界の情勢とも密接に関係している。産業や科学とも。そういう観点からさまざまなパネルを聴かせていただけるとのことで期待している
京大は宇宙総合学ユニットを抱えている
講演者の意見に耳を傾け、会場からもどうか活発な議論をしてほしい
招待講演「我が国宇宙政策の新たな推進体制と新たな宇宙基本計画の検討状況」
- 内閣府宇宙戦略室参事官 國友宏俊
宇宙基本法の骨子から
3年前成立。日本の宇宙政策は研究開発に偏っているという反省→産業振興、科学技術の発展、外交などへ
宇宙開発戦略本部は日本の最高の意思決定機関。しかし事務局なし
平成20年(2008年)に施行
今年の通常国会で通り宇宙戦略室が発足
内閣府では宇宙開発利用の総合的企画立案、事務の調整、いろいろな役所が使う衛星(準天頂衛星など)も担当
宇宙戦略委員会も発足(宇宙戦略室内)
内閣府自らもJAXAを監督
経済産業省も
我が国の宇宙戦略の司令塔
政策の企画立案を行う
JAXAを中核的な実施機関ととらえる
各省のニーズに応じて開発も
宇宙政策委員会の2つの仕事
- 来年度概算要求のための
- 3000億円をメリハリあるものに、重点化された予算編成
- 宇宙基本計画(実施方針計画)を2013年2月までに作る
来年度概算要求は3500億円(18%増)近年は3000億円
JAXAは1800億円
内閣府は情報収集衛星、防衛省はBMFなど
経費の見積もり方針:技術開発に重点を置いたものから産業競争力の確保や生活の質の向上に役立つものへと。予算の重点化のために事業間の相乗効果を高め効率化を進める
新しい宇宙基本計画の策定:JAXAは中期目標にしばられて活動。今年度で現在の中期目標は終わる。政府全体で定める宇宙基本計画にのっとって中期計画を作る。総花的なものではなくメリハリを
宇宙計画の審議状況:7月から月2回程度
総論:現在の各国の状況
5年計画で計画を策定。基本方針、なにを重点化するか
- 宇宙の利用の拡大
- 産業、行政、生活の高度化、効率化を目指す。宇宙分野の市場や雇用の拡大。ユーザーの拡大も。地上網を使うか衛星を使うかなど
- 準天頂衛星はユーザーが広い。ユーザーの視点を考慮した衛星開発を
- 自律性の確保
宇宙開発利用の6つの理念
- 宇宙の平和的利用
- 宇宙利用で生活の向上
- 宇宙科学の重視
- 国際協力:国内産業の活性化など(新興国の意欲)
- 環境の配慮
輸送システム、宇宙科学・宇宙探査
通信・放送、測位、リモートセンシングなどの利用開拓
我が国の宇宙産業は9兆円(決して大きくない)
宇宙を利用する産業はすそ野が広い→サービスを提供することで生活などを高度化
新興国の宇宙ニーズは高い、拡大している(特に通信・放送衛星)
ヨーロッパでは官需が半分、民需と輸出が半分
日米は官需が9割
研究開発中心の宇宙開発に最終的な商用化、ゴールを考えながらの開発が必要(←利用の拡大、自律性)
90年代以降インフラ整備が活発、米露では民生転換が進んだ(日本は逆行)
低成長時代(アポロ計画は高度成長期の宇宙開発)どのような宇宙開発を?
中国の宇宙開発の活発化
日本も打ち上げサービスの民営化
内閣府に宇宙政策のWebページがある。宇宙政策委員会の資料を公開中
基調講演「宇宙開発の夢と現実」
宇宙に隣接する部門を担当してきた
外務省で軍縮の仕事を1997〜1998に仕事していた。国際宇宙ステーション参加について国会の承認を得た。ここまできたかと感慨。日本は4000億円くらい→なぜそこまで高いのかと言われた
現在はもっと財政が厳しくなっている
すぐには役に立たない研究には公的支出をもって参加していくべき
日本の技術的優位性を確保、国民に夢と希望を与える、幅広い支持を集めていく
宇宙や生物の起源、生命科学との結びつき
宇宙の研究は分子、素粒子の理解に結びつく
日本の人命重視
有人活動より無人のロボット活動を重視するのは適切
宇宙探査、天文観測を第一優先分野として重視するべき
「夢をあきらめないで」
すぐに経済的利益に結びつくものではなく公的資金でまかなう必要がある
なぜそこまでお金が必要なのかという意見
発明、発見は一番目でなくてはいけない
限られた資金ででき、他の国がしないものを狙って行かなければならない→はやぶさは成功
宇宙科学は世界全体、人類全体の進歩に貢献
宇宙開発と軍事技術、汎用性
ロケット技術は軍事技術の結果として進歩してきた。V2号ロケットを開発したフォン・ブラウン。軍事用ミサイルの結果
ロケットの射場は世界に12か国のみ。ほとんどが核兵器を持っていることは偶然ではない
弾道ミサイルを持たず射場のみ持っている日本のユニークさ
「日本はいつでも核武装できるではないか」という意見→そうではないといってもなかなか納得してもらえない。ウラン濃縮やプルトニウムを持っている
はやぶさのリエントリでミサイル能力があることを示したことになる
イランは人工衛星と言いながらミサイルを開発している
日本はこれまでの実績からくる信頼が高い
日本は宇宙開発の結果を軍事に転用しない、軍事開発を民間に転用したりもしない
汎用性の高さ問題→善意での開発が軍事転用されるおそれ
北朝鮮はIAEAの規制が入っている
はやぶさの技術も衛星攻撃兵器に転用できる
有人宇宙開発か無人か
アメリカは有人火星探査を進めている
有人のメリットはあるし国威発揚にもなる。マイナス面としては技術開発の難しさ、人命を危険にさらすリスク、安全確保の難しさ
日本は限られた資金で開発しなければならず難しい
日本の社会・文化的環境は人命重視、人命を失うことに対する反応の大きさ、リスクが高すぎる
得意のロボット技術、遠隔操作技術を活かしては
探査機に司令を送って15分かかる→遠隔操作から人工知能を搭載し自律判断する方向性
軍事では無人飛行機ドローンをフロリダから操縦し中東に飛ばしたりできる
日本の宇宙開発の優先は研究、探査に置いてほしい。日本の人々に夢と希望を
先進工業国の日本が科学技術で宇宙の探査をして新しい知見を見いだすことは日本の国際的責務のひとつ。そういうことをしているからときどきノーベル賞をもらっている。イギリスは経済力が衰えているが科学技術に資金を投入している。日本も同様に続けてほしい
質疑応答
Q:外交現場で科学技術の日本に対してどんな期待があったか
A:日本は平和利用として宇宙開発をしてきた。日本と協力すると平和利用と理解されている。他国は軍事に引き込まれるしそう疑われる。平和として宇宙開発を進めたい国は日本とやりたがる
講演「国策としての宇宙科学研究推進」
宇宙科学は国策と関係ないと思われがちだがそうではないという話をしたい
宇宙科学研究の意義と成果
- 目的
- 人類共通の疑問である宇宙および声明の本質の追究
- 意義
- 根源的な研究、国民の知的好奇心に応える、新技術開発をうながす先端的研究、国際的研究者を育成する大規模国際プロジェクト
- 領域
- 宇宙の進化を宇宙望遠鏡で探る、太陽系を望遠鏡や直接探査、宇宙環境の活用や利用についての研究、最先端の宇宙工学技術を開発する研究
大学など研究者が主体的に参画し支える宇宙科学研究
大学共同利用システム(宇宙工学委員会、宇宙理学委員会、宇宙環境利用科学委員会)
科学技術立国日本が誇る輝かしい宇宙科学の最近の成果
はやぶさ、ひので、かぐや
多彩な成果の例
- ハレー彗星探査における探査機「船団」への参加(さきがけ、すいせい。国際的な共同観測プロジェクトへのデビュー)
- 日本と外国が共同で開発した観測機器の搭載(太陽「ひので」、X線「すざく」、赤外線「あかり」)
- 日本が開発した衛星をアメリカのロケットで打ち上げ(GEOTAIL)
- 日本が打ち上げた世界初の衛星搭載電波望遠鏡(はるか)
- 日本独自の計画に外国の宇宙機関が電波の送受信で協力(はやぶさ)
相互に尊敬し合う関係が成功の必要条件
科学、工学それぞれの高い水準と独自性が基礎
「はやぶさ」は海外の賞を多数受賞、たぶん10回くらい
国家戦略である宇宙開発における宇宙科学
- 人類の知的探求ミッションへの主導的参加
- 指導的国家としての力量を示し責任を担う
80年代の日本たたきとスーパー301条、日本の衛星が政府調達されたことを採り上げて圧力をかけてきたが科学衛星は除外された
宇宙科学、安全保障、産業振興を宇宙開発の3本の柱に
アメリカの宇宙政策は「自国の利権を増大させること」自体が目的。scentific interestの意義を認識している
しかし文科省からの宇宙科学予算は諸外国と比べてかなり少ない
JAXAの予算とISASの予算。3000億と300億。たいてい10分の1
アメリカと比べると…総額でJAXAの10倍、うち科学は4分の1
今、宇宙科学の激動の時代
- 宇宙物質とエネルギーの根源的な謎への挑戦
- 宇宙論の進展
- 探査機による惑星のその場観測と生命の起源の探求
- 太陽系の起源に迫る
人類としての月・惑星探査
- 太陽系惑星の進化という大きな視点から地球の環境をとらえなおす意義がある
- 月・惑星の利用は一朝一夕には進められない
- …
宇宙理学の中長期ロードマップ
- 宇宙探査
- 宇宙の今を知る段階から宇宙の生い立ちを知る段階に入りつつある→宇宙がかくある理由を知る段階へ
多様化する宇宙科学ミッションの規模
宇宙工学研究
より遠くへ、より自在に、より高度に
日本の宇宙科学が主導性を発揮するために必要とする体制
- 最先端の課題に最先端の技術で挑む体制
- …
講演「将来を見据えた地球観測衛星の価値と課題」
- 東京大学先端科学技術研究センター 教授 岩崎晃
地球は広いので地球観測衛星のメリットは全部見ることができること、同じ機器で見られること
メキシコ湾の原油流出、南極の海氷を探査、アマゾンの森林破壊、グリーンランドの海氷融解、北極海の氷の融解、スマトラ地震の津波
地球観測衛星は広域な問題の解決ツール
だいちによる東日本大震災の観測
だいちのほか、世界の衛星が観測している(困ったときはお互いさま)
日本が提供するデータベース
- だいちの合成開口レーダーで森林状況を観測
- 地球の標高モデル(カメラをずらして撮像)
- リアルタイムで世界の雨の分布を観測
Google Earthとの違いは科学的なデータを提供できること、リアルタイム性、領海や排他的経済水域を含めた観測
ヨーロッパの地球観測プログラム
GMESのデータポリシーはオープンでフリーであること
ただし国家や組織として参加するには協定書が必要、日本の参加にも応分の貢献が求められる(衛星データのバーターもひとつの手段)
米欧の議論:ランドサットとセンチネル(ヨーロッパの地球観測衛星)の協業。
- 欧米は継続的な協力関係を築いている
論点
- 地球観測の費用をだれが負担するのか
- どのように産業に結びつけていくか
- 効率的な地球観測のしくみ(センサや衛星)
- 国際協力や協業(日本の得意分野)
*
政策ニーズ(少子化、安全保障、温暖化、食料安全保障、生物多様性…)を地球観測衛星プログラムと結びつける
A-Train
国際協力による衛星観測システム
大小さまざまな衛星が列をなして同じ場所を継続的に観測
- 関連記事:しずく(GCOM-W1)とSDS-4報道公開 - ただいま村(http://ima.hatenablog.jp/entry/2012/01/11/105159)
Earth System Science
気候変動、大気の組成などをすべて組み合わせてわれわれが得たい情報になる
オゾンホールの継続的観測など
フロンガスの排出規制:サイエンスが地球を守るフェーズにすぐ移行した
日本には宇宙科学研究所はあるが地球科学研究は総本山がない
質疑応答
Q:データをオープンで出すということはお金がもうからないので産業化できないのでは。バランスをどうとると考えているのか
A:データのポリシーは宇宙戦略室でなので個人的な意見を。ランドサットのデータは解像度30メートルで完全フリー。欧州は10メートルだけど制限あり。お金を取るとなると1メートルには、とか。産業化するには付加価値をつけるような情報つきだと有料にするとか。特定の波長だけフリーにするとか。いずれにしても情報を売るのは高分解能にシフトしつつあり低分解能はどんどん使ってもらう流れがある。ALOSは欧州から安すぎると言われてきたがいま欧州はフリーになっている。振り回されている面があるかも。こういうのは理系の人たちだけでは決めきれないので文系の人にも参加してもらいたい
講演「快楽としての宇宙、文明進化としての宇宙戦略」
進行が押していて、本来の担当時間だと残り2分しかないので大急ぎで。
この建物、周囲に原子力の建物があった。建てるとき弥生時代の遺跡が出てきた。そこの加速器で分析している。そのことが1階の柱に貼りつけてあった。
2000年前の日本人がしたことを今わかっている。われわれの宇宙開発を2000年後まで伝えられるかということを考えた。
宇宙戦略やビジョンについての議論は何度も経験してきた。往々にしてこういう議論をしておかないと予算が取れないことがあるが今回は今までにないことをと京大の松本先生にうかがっている。
研究者ではない素人としてこういうことが必要なのではという話を。
快楽
心地よく楽しいこと、そういう面が
宇宙といえば画像検索すると宇宙戦争。アメリカは宇宙の文化に戦争が持ち込まれている。それを見ることで敵対するものが壊され飛び散っていくことを快楽と考えるカルチャーがある
SF映画の宇宙がリアルになってきて昔ほど宇宙開発やISSなどがわくわくしなくなってきている
本当の宇宙はもっとわくわくすることをもっとアピールしプロジェクトを手がけて行かなければならない。はやぶさのほかにもそういうものはたくさんあるはず
Big Bang
宇宙誕生の謎を解きたい。物質の誕生、生命の起源を探りたい
わたしはなんだろうか、わたしたちはどこから来たのか
こういった問題に取り組めるのが文化的な先進国
宇宙の様子の写真や画像、地上からも手が届く時代(ALMA望遠鏡)
日本は手を挙げたのが最初なのに予算がなかなかつかず欧米に追い越されてしまった
行ってきて感動、たとえば電波望遠鏡が受信したデータが電気信号として動いた。130億年前のエネルギーで動いているのがすごい。これは単なるロマンチシズムではない
人類がそういうことをするようになり日本が一翼を担っていることに感銘を受けた
こういうのを見ていくとわたしはなにかといった疑問を宇宙開発、宇宙戦略の基本として持っていなければ宇宙開発の先進国ではない
防災への国際貢献
だいちは東日本大震災の直後に故障してしまって惜しい、ああいう衛星は同時に数機上げておくべき
三陸のトンネルの天井に津波の跡がある
津波は来ないだろうと安心していて亡くなった人がいる
スマトラの津波のあとでもこういうことが起きた
数センチの波でも衛星からわかるようになっている
リアルタイムでできれば地震の直後に津波がいつどこに来るかわかるようになる
講堂の止まっている時計は津波が来た時刻、地震の1時間以上。衛星の情報システムがあればよかった
宇宙村の人々が反省すべきこと、我々ができたことがあるのではないかということ
震災がもたらしたもの:宇宙ってすばらしい。星空がきれい、月が明るくて大きい
南三陸町で黄道光が見えた
深宇宙探査の人材育成
小惑星探査機を2年に1機打ち上げる
選択と集中というなら小惑星を徹底的にやろうではないか
渡辺謙が夢中になって映画にした
あかつき、イカロスはたくさんの人が応援した
あかつきについて以前なら失敗してけしからん、だったのが予算の無駄という人は一人もいなかった
100年後の宇宙生活
3泊4日、39万8000円
愛知博で技術開発の移り変わりを示した。2025年に宇宙万博、月でオリンピックという構想を上げた
自家用車を持つ感覚で宇宙へ行くような夢の実現に向かって進んでほしい
夢があったときに面白いというのが大事、アポロの時代もそうだった、国のリーダーが引っぱってきた
講演「宇宙の時代〜日本の戦略的立ち位置と方向性」
- 株式会社国際戦略デザイン研究所 代表取締役 CEO 林志行(りん・しこう)
コンサルをやっていて経営できないのではと言われ10年前会社を立ち上げた
グランドデザイン、戦略について
これからの戦い方、利益を取る方法について話したい
宇宙で感動したこと
次は?
はやぶさについて@NHK_PRが本を出した。途中にはやぶさが出てくる。当時サッカーがあった。はやぶさが帰ってきたときつぶやきを再開。サッカーよりつぶやきが多かった
カナダのブリティッシュコロンビアで今日の正午に地震があった。これも宇宙の探索で解明できる
日本のものづくりの現状
日本のものづくりと宇宙の共通点
ガラパゴス化の回避
新幹線と家電について
新幹線の海外展開
フランスとの争い
輸出先としてベトナム、インドネシア、ブラジルが有望
産業として完成するには長い年月、円借款、カントリーリスクがある
日本の成功事例にイギリスも
日立が10年かけて信頼を勝ち取った(古い車両の更新ニーズ)
欧州メーカーとの市場争奪、新興国への導入期待
技術供与の相手国がライバルになってしまう問題
たとえば韓国はTGVを導入、自国でTGVのような車両を作っている
イタリアの高速鉄道はフェラーリ(速くはないが豪華、海外からの観光客向け)
日本の新幹線(教訓)
最新鋭の新幹線を中国に渡すと生産技術だけが中国に移転、改良した部分を独自技術として特許にしてしまう
日本の高コスト、精密、頑強(壊れないので更新しない)というガラパゴスをどうするか
家電ベンチャー
バルミューダの扇風機と空気清浄機(吉祥寺)
ちょうど先日「ガイアの夜明け」で紹介されていた
- 参考:家電-コラム-そこが知りたい家電の新技術-“高級扇風機”という新ジャンルを創った「GreenFan」ができるまで(http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/newtech/20120709_543234.html)
生産は中国に委託(ファブレス)
将来は国産を目指す
Bsizeは一人だけの家電メーカー(小田原)
開発、製造、販売まで一人で
卓上ランプ、非接触型充電器
東京近郊から小さな家電メーカーが出てきている
ガラパゴス
過酷な環境にどう適応したのかということ
ハイスペック、高価格、過当競争
ものづくりの現場ではスペックが似てくる
差別化のためには
ドミナントデザイン(支配的デザイン)
いったん使ったものはそれを使い続けたがる
イノベーションのジレンマ
途上国に行って打ち上げてあげてそのうち人材育成をと思っても相手国はすぐに全部を求める
途上国ニーズへの対応
雁行形態(渡り鳥のように群れで飛んでいく)
からの変化
英国の大学院のイノベーション
イギリスのサレー大学
安価な小型衛星を安価に出す
韓国と中国はサレー大学との協力で小型衛星開発を推進し途上国へ売り込んでいる
インド
低コスト、買収、専門化
インドの医療
日本の競争力の維持
少ない予算
「うまい、早い、安い」の実現