ブレインストーミングでは、アイデアを出しやすくするために「出てきたアイデアを批判しない」というルールがある。
これってつまり、アイデアを批判するのは簡単で、しかも効果的ということだ。
面白くなりそうなことをつまらなくするのは簡単だけれど、その逆は難しい。
意識して部屋を片づけていないとすぐにちらかってしまうように、せっかくのアイデアなのだから積極的に「よかった探し」をしていきたい。
いやこれは、ブレストで出てくるアイデアに限らない。人間関係や社会問題、さまざまなことに対してけなしたり批判したり論理の間違いを指摘したり、ネガティブな反応をしてみせるのは楽かもしれない。
しかし自分や周囲の未来をしあわせにするのはポジティブなエネルギーであると思うし、しかもそれは意識しないと出てこない。
ネガティブなエントロピーが自然に増えていくのにまかせず、進んでよいところを探すよう努めたい。
あと「ここがよい」と感じたところは、わざわざ指摘するのを忘れてしまいがち。よいものの「ここがよい」も積極的に書いていこう。
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