Steam(というゲーム配信サイト)で今、サマーセールが行われている。その中で「クリプト・オブ・ネクロダンサー(Crypt of the Necrodancer)」をご紹介。
ローグライク+リズムゲーム
このゲームの基本システムはローグライクで、自動生成される迷宮をモンスターを倒しながら進んでいく。ローグライクなのでこちらが一歩動くと相手も一歩動く。ほかと違うのはBGMのリズムに合わせて移動していくというところだ。テンポを外さずに進んでいくと、敵を倒して得られるコインに倍率がかかっていく。
ローグライクゲームはゲームが進むと、次の一手をどうするか詰め将棋のように考え込んだりする。その点、ネクロダンサーはリアルタイム進行するアクションゲームとして面白くなるよう工夫されている。たとえば身につけるアイテムは同じ部位なら2つ以上持つことはできず、新しく拾ったら今までのものは置いていく。武器だけは複数所持して場面に応じて持ち替える操作があるが、そのためのアイテムが必要だしアイテムがあっても持てる数は2つまでである。
各面のBGMはどれもノリがよい。曲のテンポが面ごとに少しずつ速くなり、とっさの判断が難しくなっていくと同時にテンションも上がっていって気持ちいい。武器や防具、魔法などのアイテムは多彩で、たまに運がいいとすごく楽になるのもローグライクらしいところ。
DLC(追加購入するダウンロードコンテンツ)の「AMPLIFIED」はシナリオ、アイテム、キャラなどゲーム全般をアップデートするもので、ぜひ導入をおすすめしたい。今なら合わせて買っても613円ですむ。
シード「4545487」のプレイ動画
ダンジョンやモンスター、アイテムの配置は毎回ランダムだが、「シード」というモードでは最初に入力された文字列をもとにこれらが生成される。ランダムプレイでもゲームオーバーになると右下にシードが表示され、「今回はアイテムの配置がよかった」といったときはその文字列を「シード」で入力すると同じダンジョン、アイテム配置でもう一度遊ぶことができる。
何度も遊んでいてクリアが楽になるシードが見つかったので、それで全クリアのプレイ動画を作った(※AMPLIFIED導入済みです)。宙に浮くブーツ(地面のトラップを無視できる)、ブラッドアックス(攻撃範囲が広いうえ、ブラッドタイプの武器は敵を10匹倒すごとにハートが半分回復)、金の指輪(敵の落とすコインが増えて自動回収)、地獄のトーチ(壁の明かりに触れるとファイアーボールを出す)など便利なアイテムがいろいろ出てくる。特にはねつきブーツはゾーン3で、氷の床(途切れるところまで滑っていく)や炎の床(2ターン以上とどまるとダメージ)を気にする必要がなくなりとてもいい。
せっかく見つけたいいシードなので、言語を英語にしてプレイした動画も作った。リプレイではなく別プレイです。
字幕や実況のたぐいは入れていないが、途中一か所だけプレイ上のアドバイスを入れた。
このシードは何度も遊んだので、取るアイテムや進むルートがかなり最適化されている。自分でも毎回こんなに楽にクリアできるわけではないが、難しくてどうしてもクリアできないというときはこのシードを試してみてほしい。
Switch版やPS Vita版は体験版があるので、まずこちらを試してみてもいいですよ。
このほかSteamでセール中のゲームあれこれ
(記事本文中の価格表記は記事執筆時のもの、ページサムネイルの価格表示は現在のものです)
Fallout 3
メインシナリオだけでなくちょっとした演出で細かいストーリーが示唆されるのがたいへんよいアクションRPG。いま6割引の792円。
- 紹介記事:「フォールアウト3」はSFマインドあふれるすばらしいゲーム - ただいま村(https://ima.hatenablog.jp/entry/20100102/fallout3)
Rez Infinite
基本的なゲームシステムはガンシューティングで、音楽とのシンクロが心地よい。いま半額の1,499円。そのうちVR環境を整えたら最初に遊びたい。
- 紹介記事:Rez Infiniteを買う - ただいま村(https://ima.hatenablog.jp/entry/20170811/rezinfinite)
ジオメトリウォーズ(Geometry Wars: Retro Evolved)
1本のスティックで移動しもう1本のスティックで攻撃方向を決める、全方向タイプのシューティング。敵の攻撃とスコアの上がり方がどんどん激しくなっていく。いま半額の202円。
- 「2」の紹介記事:最近またジオメトリウォーズ - ただいま村(https://ima.hatenablog.jp/entry/20100713/geometrywars)
Cities: Skylines
難しくないシムシティ。なにをするべきかがガイドで示され、それをこなしていくうちにどんどん街が発展していく。「シビライゼーション」のように小さなカタルシスが連続して起きるためにやめどきを見つけるのが難しく、つい長時間遊んでしまいがち。適当にやってもゲームオーバーにはならないが、反省点をもとに何度もやり直して完成度を上げていきたくなる。
- 低カタルシスなゲームについて書いた記事:「どうぶつの森」は低カタルシスだから時間を取られる - ただいま村(https://ima.hatenablog.jp/entry/2020/03/29/204500)
いま75パーセント割引の745円。いま995円の「デラックスエディション」は追加施設やサントラつき。「日本語はサポートされていません」とあるが、ゲーム内の「Workshop」から日本語化MODを導入すると言語設定に「日本語」が出てくるようになる。
Switch版、PS4版もあります。体験版はなし。
【PS4】シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition
- 発売日: 2018/04/12
- メディア: Video Game
LIMBO
倫理的にどうなんでしょうか、という演出が多くて人を選ぶアクションゲーム。いま85パーセント割引の147円。
- 紹介記事:影絵でLIMBO - ただいま村(https://ima.hatenablog.jp/entry/20100801/limbo)
Switch版もあります。体験版はなし。
Portal/Portal 2
入口用と出口用、2種類の通り抜けフープを使いこなして脱出していくパズルゲーム。パズルとしての完成度が高く、「あっそうか、こうすればいいんだ!」となったときのアハ体験が心地よい。
Portal、Portal 2ともいま8割引の120円。下のリンクから2本をまとめて買うと180円。やす!
UNDERTALE
未プレイですが紹介。「誰も倒さなくていいRPG」というと「moon」を思い出す。作者のトビーさんは「moon」に影響を受けてこのゲームを作ったそうだ。「情報を仕入れずにプレイしたほうがいい」とあちこちに書かれているので、ここでも詳しくは紹介しません。未プレイだし。
- 「moon」の紹介記事:「moon」がSwitch向けに出ると知ってびっくり - ただいま村(https://ima.hatenablog.jp/entry/2019/09/05/235959)
いま66パーセント割引の333円。
Switch版、PS4版もあります。体験版はなし。
UNDERTALE - Switch (【永久封入特典】ストーリーブックレット 同梱)
- 発売日: 2018/09/15
- メディア: Video Game
UNDERTALE - PS4 (【永久封入特典】ストーリーブックレット 同梱)
- 発売日: 2018/05/24
- メディア: Video Game
Sayonara Wild Hearts
未プレイですが紹介。「スペースチャンネル5」をちょっと彷彿とさせるリズムアクションみたい。
- 「Sayonara Wild Hearts」,日本のサブカルチャーの影響を受けたリズムアクションゲームがリリース。ミュージックビデオも公開に - 4Gamer.net(https://www.4gamer.net/games/479/G047958/20190920062/)
- 夢の世界をポップな楽曲で駆け抜ける『Sayonara Wild Hearts』PC版発売 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト(https://www.gamespark.jp/article/2019/12/14/95457.html)
いま3割引の924円。
Switch版もあります。体験版はなし。
塊魂アンコール
塊を転がして周囲のものを巻き込んでくっつけて、塊を大きくしていくゲーム。って説明だけだとなにがなにやら。独創性が高いゲーム内容、王様のちょっと変な言動や独特のデザイン、大物歌手が次々登場する豪華かつ耳に残るBGMでPS2時代にヒットした。当時このブログでもちょくちょく記事を書いていた。
- このブログの「塊魂」カテゴリの記事一覧
- 公式サイト:塊魂アンコール | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト(https://encore.katamaridamacy.jp/)
このPC版塊魂はHD化はされているものの、フレームレートが30fpsに抑えられているらしいとか、今時自動セーブじゃなくてプレイヤーが自分でセーブしないといけないとか、ちょっと残念なところがあるみたい。でもほかのどんなゲームにも似ておらずとても楽しいので一度遊んでみてほしい。
いま67パーセント割引の1,161円。
Switch版は体験版がありました。