個人向け3Dプリンタで一般的なFDM(熱溶解積層法)方式の素材は、ABSとPLAが一般的である。ABSで出力した造形物が積層面でポキリと折れてしまった。
- 折れた例
ABSはアセトンで接着できる、アセトンは除光液の成分だと聞きつけて100円ショップへ行ってみた。「アセトン100%」をうたう除光液があった。
関係ないけどこの除光液、後ろの注意書きの文字が薄くて小さくてとても読みにくい。
さて、小さいびんにアセトンとABSの端材を入れて少し待つ。気化したアセトンは空気より重いので、びんの下にたまっていきABSを溶かしてどろどろにする。これがABSの接着剤になる。
接着剤を綿棒ですくい取り、くっつけるとこうなった。ごく少量できっちりついた。
(写真中央、ななめに白い筋が入っているところが接着面)
ちなみに、最初に紹介した緑の造形物は強度を稼ぐためにポリパテでくっつけた。
- これを作った時の日記:自転車にスマートフォンホルダーを装着したい(d:id:Imamura:20141002:bicycle_iPhone)
アセトンを使えば、ABSで出力した複数の造形物をくっつけて目的の形状にするというのも十分いけそうだ。
(1月6日記)