ルンバの廉価版が出た。スケジュール機能などが省略され、日本の正規代理店からでも5万円で買えるようになったとのこと。ダストボックスの形状が2世代前なのがちと気になる。新製品というより旧モデルの型番変更のような気がしないでもない。
- セールス・オンデマンド、価格を抑えた「ルンバ600シリーズ」を投入 - 家電Watch(http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120911_558794.html)
我が家では6月からルンバが稼働中。海外モデルの再生品で、送料含めて29800円で買った。ショップ独自の日本語説明書がついてきた。
- ルンバ先生わが家にあらわる(d:id:Imamura:20120610:roomba)
(上の記事にはルンバ関連のリンク集もいろいろあります)
ちょうどいいので3か月使っての感想をまとめておこう。
掃除機としての能力には大満足
我が家ではスケジュール機能を使い、明け方に掃除してもらっている。寝る前に机の上などのほこりを払い、床に落としておく。朝起きると床がきれいになっているのはすばらしい。ルンバが毎日掃除してくれるので、机の上に乗るほこりが少なくなったと感じる。これは気分がよい。
昼間人がいなくなるお宅ならスケジュール機能を使わなくても家を出るときにスイッチを入れていけばよい。
またよく言われるように、ルンバが掃除できるよう床にものを置かないようになる。これも家が片づく、よい副作用だ。可視床率がそもそも低い部屋はルンバには向かない。
リビングと台所はスケジュールで毎日掃除させているが、廊下や洗面所などのエリアは数日おきにルンバを連れて行って手動でスイッチを入れている。取っ手があるのはちょっと運ぶのでも楽でよい。
廊下などはリビングと違って毎日きれいになるわけではないので、掃除すると効果がよくわかる。掃除前に不快なわけではないが、裸足で歩くと足の裏の感触がはっきり変わってつるっとする。時間がかかって音が出るのと引き替えに、こちらはなにもしなくても床をきれいにしてくれる。掃除機とは比べものにならない便利さだ。
ごみ捨てやクリーニングはもうちょっと楽になってほしい
さてルンバは掃除はすごくよくやってくれるが、掃除後のごみ捨てや本体のクリーニングがやや面倒と感じる。手順はこんな感じ。
- ダストボックスを取り外す
- ダストボックスのふたについたほこりを掃除機で掃除(掃除機のヘッドはブラシに交換している。以下同)
- ダストボックスのふたを開ける(中のほこりが飛び出さないよう注意)
- ダストボックス内のほこりを掃除機で掃除(以前はごみ箱の上でトントンしたり、小さいビニール袋を手袋代わりに突っ込んでほこりをつまみ出していたが面倒なので掃除機で吸い出すことにした)
- 本体をひっくり返す
- 本体の裏ぶたを開ける
- 裏ぶたについたほこりを掃除機で掃除
- ブラシを2つ取り外す
- ブラシについたほこりを掃除機で掃除(髪の毛がからんでいることはなくブラシの手入れ用具は使っていない)
- ブラシの下についたほこりを掃除機で掃除
- ブラシを2つ取りつける
- 裏ぶたを閉じる
- 本体をひっくり返す
- ダストボックスを取りつける
5分もかからないのでこれでも便利なのは確かではある。でもちょっと手順が多いとも感じる。
日本の掃除機はワンタッチで紙パックを取り外したりできる。あんな感じで、ここを外してあそこを開けて…みたいにならない機構になるといいな。クリーニングのために掃除機を使う時間の合計は変わらなくてもよいから、掃除機のスイッチを入れる回数が少なくなるとよい。
説明書には「3回から5回の使用でクリーニングを」とあるがこれはそれほど厳密ではないと感じる。「エアコンのフィルタは2週間おきに掃除」のように、メーカーとしてはそうお願いしたいが使う側がちょっとさぼっても大丈夫。
そのほかの所感
上のショップで買ったルンバにはゴムのバンパーがついてきた。本体の正面に両面テープで貼りつける。しかし付属の両面テープが弱くてすぐにはがれ、自分で巻き込んで止まってしまったので外した。
ルンバは家具にガンガン当たるのが気になるという意見もある。でも個人的には気にならない。
ということでルンバはHDDレコーダーのように、使うまではいまいち便利さがわからないが、使ってみると手放せなくなる種類の製品だ。皆さんも床を片づけて、ぜひ自動掃除機生活を始めてみてほしい。
- 出版社/メーカー: アイロボット(IRobot)
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最上位機種の「ルンバ780」もAmazonの最安値は6万円強まで下がってきているのね。