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ルンバ先生わが家にあらわる

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先日、楽天に海外版のルンバ560(リファービッシュ品)が期間限定ながら送料含めて27,700円で出ていると聞いてあわててチェックした。「リファービッシュ」は返品されたものを清掃や動作確認などののち梱包し直したもので、完全な新品ではないことを理解していればお安く買えてお得というもの。

スペックを見ると、スケジュール機能あり、青い新方式のダストボックス「AeroVac Bin」、バーチャルウォール2つつき。おまけで交換ブラシ2つ、交換フィルター3つ、ゴムのバンパーなどがついてくる。ショップ独自の日本語説明書もついてくる。これはけっこうお得なのでは。

(上は今日の値段。送料が1700円なので合計29,800円)

日本で売られているルンバはだいぶお高くて、エントリーモデルの「527J」がいまAmazonで39,000円。スケジュール機能なし、ドックなし、バーチャルウォール1つ。リモコンもつくけどあんまり使わないかな。あとダストボックスは「AeroVac Bin」ではない旧タイプで、細かいほこりと大きめのゴミが別々に入るためゴミ捨てがちと面倒。

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ スティールブルー 527J

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ スティールブルー 527J

  • 発売日: 2012/02/21
  • メディア: ホーム&キッチン

最上位モデルの「780」がいまAmazonで63,800円。複数の部屋を順番に掃除する「お部屋ナビ(ライトハウス)」が付属。ダストボックスもAeroVac Binをさらに改良した最新式。いいですね。でもお高いです!

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 780

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ 780

  • メディア: ホーム&キッチン

これらに対して560リファービッシュは27,700円。この情報をツイートしたロボットライターMさんの「これは実際、安いと思います」という言葉に後押しされるようにして買ってしまった。

届いて使ってみた感想。

話には聞いていたが、とにかく愚直に時間をかけて掃除する。人間が掃除機を使うといっても1時間掃除し続けるなんてことはない。

初日と2日めでは取れるほこりの量があまり変わらなかった。毎日使っていると減っていくだろうか。

説明書には、3回から5回程度使ったらダストボックスやブラシを掃除することとある。AeroVac Binはたまったゴミを捨てやすく、そう手間ではない。ダストボックスやブラシの掃除は、普通の掃除機がけと手間を比べたくなってくる。掃除機がけは、あまり頭を使わずに体を動かすのがメインである。一方ルンバの清掃はふたを外してこうやって…という作業なのでやや頭を使う。その代わり汗をかくようなものでもない。ルンバの清掃が気持ち的に楽になれば、それだけルンバの寿命も延びるだろう。今はまだ珍しいから清掃も苦ではない。今のうちにルンバをきれいに保つ気持ちを作っておきたい。

スケジュールは曜日ごとに1つ、掃除開始時刻を指定できる。ドックをリビングに置き、毎日午前6時に掃除開始と設定した。寝る前に机や棚のほこりをはらっておけば、夜のうちに床にたまる。それをルンバが朝掃除してくれるだろうという考え方。

ルンバの動作音は決して静かではないが、リビングのドアを閉めておけば寝室でうるさくて眠れないというほどではない。朝起きたときにもう床がきれいになっているのは気分がいい。

リビングのPCはほこりがたまりやすいようで、前回掃除した3月24日に「4か月でここまでうるさくなるとは」とツイートしている(→当該ツイート)。それから3か月もたっていないのに、まただいぶうるさくなってきた。ルンバの導入で、静かな期間が長くなったらいいな。

こうやって使ってみると、自分の感覚ではこの機能で3万円弱だとなんとなくしっくりくる。フィルターだけでなくバッテリーも定期的に交換しなければならないのがつらいが、それはもう仕方がない。

バーチャルウォールは今どき単2電池でぐぬぬ。バーチャルウォールの電池がらみではいろいろあったので詳しく書いておこう。

キャンドゥには単3電池を単2にするアダプタがある。3個105円。ダイソーにはその手のアダプタはない。単3のエネループをアダプタに入れて使おうとしたら、電源を入れてもランプが点滅しない。接触が悪い? 電圧が問題? ほかのエネループに替えたり、普通の単3電池を使ったりしてみたがどれも反応なし。まさか初期不良だろうか。でもバーチャルウォール2個ともというのは確率的に考えにくい。しかたなく単2電池を買ってきた。これはちゃんと使えた。初期不良ではない。

今どき充電池を使えず、電池を買わなくてはならないとなるとすっきりしない。最後にやけになって、単4のエネループを単3にするアダプタに入れ、それをさらに単2にするアダプタに入れてバーチャルウォールにセットしてみた。

するとなんと、これだとちゃんと動作したのだった。

マトリョーシカのごとき解決策だが、エネループを使えるなら問題ない。買ってきた電池がなくなったら単4エネループを使おう。

関連リンク

家電Watchの記事をいろいろと。

AeroVac Binの写真つき紹介記事。

以下はロボットライターMさんのブログから。

ルンバの動きを長時間露光でトレースしてみたきれいな写真。

ルンバの動画

ルンバは猫の移動手段としても使われています。


追記

3か月後の所感をまとめました。

約半年後の所感はこちら。

約1年後、ホームベースが故障。保証期間内で無償交換してもらえました。

約3年後、バッテリーを交換しました。