本が出たのに著者に印税や原稿料が支払われていないという話を、今朝たて続けに2つ知った。
- 『InDesignエッセンシャルハンドブック』における春日出版とのトラブル - InDesignの勉強部屋_春日出版
- http://study-room.info/id/kasuga/kas.html
- スイーツブログなのにしょっぱい話で恐縮だが・・・|スイーツ番長オフィシャルブログ「男のスイーツ」Powered by Ameba
- http://ameblo.jp/otokonosweet/entry-10401424277.html
どちらも、本はもう出てるのに肝心のお金が振り込まれないという話。
『InDesign〜』のほうは担当編集者と連絡がとれなくなり、印税の分割支払いへの同意書が郵送されてきた。「スイーツ番長」のほうは未払いについてなんの連絡もないどころか連絡もつかないのだという。どちらも、まったくひどい話である。
前後して、いい本を作ることに情熱を注いできた編集者が亡くなったという記事も読んだ。
- 辺境・探検・冒険ブログ MBEMBE ムベンベ::ある天才編集者の死
- http://aisa.ne.jp/mbembe/index.php?eid=730
本を作る点では同じことでも、編集サイドの姿勢がまるで違っていて複雑な気持ちになった。
編集は「いい本をちゃんと作る」ことが強みであって、もっといえばそれしか強みがないともいえる。
ある著者の方が、twitterでこんなことを書いていた。
出版社を通して本を出したいのは、やはり販路がすばらしいから。ネットの販路が追いついたら...何が起こるのかな
Twitter / M. E. Hori
ああこれは…編集側の仕事が伝わっていないのだなあと読んだ。
編集の手が加わることで、よりよい本になったと実感してもらえるような本作りを目指したい。そうでないと、本作りで編集っていらないんじゃないのということになってしまうだろう。