皆既日食まであと1週間。日食を見る用のメガネを使って、太陽を撮影できるかテストしてみた。カメラのレンズ部分に日食メガネをぴったりつけるという、原始的な方法で。
結果発表の前にお約束。
※当記事は、日食グラスの説明書にない、あるいは禁止されている使い方をしている可能性があります。似たようなことをして目やカメラ、その他にトラブルがあっても、筆者は責任を負いかねます。
さて、ではまずPowershot G9を使っての作例。
- 光学ズームの限界までズーム(いわゆる「テレ端」)。G9はたしか35mmで光学6倍だからたぶん210mm相当
- シャッター速度優先(1/125秒)
- マニュアルフォーカス(無限遠)
で撮影するとこんな感じ。日食メガネはビクセンのを使った。
皆既日食時にどのくらい暗くなるかがわからないけれど、これならとりあえず撮影できるといっていいだろう。
また、写真の公開時にトリミング加工をするくらいなら、デジタルズームを併用してそのまま公開しても同じかもしれない。
一方こちらは、iPhoneでの撮影。
iPhoneのボディはカメラのレンズ付近でわん曲しているため、レンズに日食メガネをぴったりくっつけることができない。そのためハレーションが出てしまった。シャッター速度や焦点距離をマニュアルで調節できないのも痛い。こりゃだめだ。
あとテスト撮影でわかったのは、体調に気をつけようということ。
撮影をしていたのは10分くらいだったけれど、そのあと軽い吐き気と目まいを覚えた。というか今まさにその状態。これはしんどい。「日食メガネを使っても、あまり長時間太陽を見ないように」とは書いてあったけれど、短時間のつもりでも案外あとに響くことがあるようだ。皆既日食の当日は、睡眠不足や疲労が残らないようにしよう。
あと服は白で。さっきは濃い色のTシャツを着ていたせいで、太陽の熱の偉大さを十分以上に肌で感じることができた。できてしまった。
7月22日は、種子島で皆既日食を見る予定になっている。しかしiPhoneでの撮影ができないとなると、日食の写真をリアルタイムに現地から公開するのは無理そうだ。
でも来週が楽しみ楽しみ。
気象庁が日食を宇宙からリアルタイム中継
するとのこと。
- 宇宙から見た日食を見られる―気象庁がネットで「ひまわり」画像公開へ - はてなブックマークニュース
- http://b.hatena.ne.jp/articles/200907/296
注目は、この記事からリンクされている「気象庁 | 日食時の「ひまわり」画像(解説と過去の事例)」にある画像。
これは以前の皆既日食のときに撮影されたものだ。地球に影が落ちているのがはっきりとわかる。すごいね。これを一度見れば、日食のメカニズムを理解できるだろう。
日食メガネはAmazonでは全滅
商品は何種類もあるけれど、残らず在庫切れになってる。
自分が店へ買いに行ったときはあんなにたくさんあったのに。いちおう紹介しときます。
Amazon.co.jp 日食グラス SUN CATCHER-X
- 出版社/メーカー: ビクセン(Vixen)
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: Camera
- 購入: 60人 クリック: 1,449回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
日食グラス カード型 1枚 ビクセン※このページは「かもめがね」のみの販売です◆かもめがね
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 10人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
世界天文年2009日本委員会公認 Vixen(ビクセン)社製「日食グラス」
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (3件) を見る
日食観測マニュアル 安全に太陽を見る「日食メガネ」付き (アスキームック 星ナビ別冊)
- 作者: 株式会社アストロアーツ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/06/17
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (8件) を見る