見たときは見慣れた映像が多いように感じたけれど、実はここで初めて出てきた、NASAの蔵出し映像がたくさんあるとのこと。この種のドキュメンタリーフィルムをいろいろ見ている人にも楽しめるだろう。
内容はNASAのことばかりで、特にアポロ計画のときは宇宙開発のライバルとしてソ連がいたのに、そのことにはふれられない。アポロ13号の話もまったくなし。アメリカ人とNASAがいかにすごいことをしてきたかという話に終始していて、ちょっと鼻につくかもしれない。
知っていることをなぞる内容であっても、この作品ならではの編集で見られるのは新しい楽しみがあると思う。
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宇宙へ。挑戦者たちの栄光と挫折 コレクターズ・エディション [DVD]
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「宇宙へ。」とは別の「宇宙へ」もあって、こっちも強くおすすめ。フォン・ブラウンとセルゲイ・コロリョフという二人の天才が、米ソに分かれて宇宙開発競争を繰り広げるドキュメンタリータッチのドラマ。
Space Race 宇宙へ ~冷戦と二人の天才~ [DVD]
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この二人については本も出ていて、これもとても面白い。
月をめざした二人の科学者―アポロとスプートニクの軌跡 (中公新書)
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さらにさらに、「宇宙へ。」とも「宇宙へ」とも違う『宇宙へ!』もある。種子島と内之浦でのロケット打ち上げと、宇宙開発関連の国内各施設についての見学ガイドの同人誌。
- 液酸/液水同人誌情報―ガイドブックの詳細表示:「宇宙(そら)へ! 宇宙開発見学総合ガイドブック」
- http://ekisanekisui.blog.shinobi.jp/Entry/5/
種子島へ皆既日食を見に行くときに重宝しました。残念ながら今は絶版中。こういう、方向性がしっかりしている情報ものの本はたいへんすばらしいです。
- 自分が昔作った同人誌の話:「同人誌を作るのは楽しいよ - まんぷく::日記」(http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20061002/doujin)