松尾弘毅先生にご出演いただいた昨日の「ロケットまつり」、無事終了しました。
- ロケットまつり事務局, 1.26(土)「ロケットまつり57」のお知らせ(http://rocketfes.com/post/35196501287/1-26-57)
松尾先生が惑星間飛行に興味を持ったのがきっかけで1980年代には「さきがけ」(MS-T5)、「すいせい」(PLANET-A)や臼田のアンテナができ、90年代には「ひてん」(MUSES-A)や「のぞみ」(PLANET-B)が実現し、2000年代には「はやぶさ」(MUSES-C)、「あかつき」(PLANET-C)が打ち上げられたという話をしていただきました。「はやぶさ」という大きな成果に連なる宇宙研の惑星間空間探査の軌道経路が示されて、なかなか面白い回だったのではないでしょうか。
松尾先生は宇宙研の所長や宇宙開発委員会の委員長などを歴任しています。そういう立場から見た宇宙開発についても機会を見つけてうかがっていきたいです。
個人的には最後のプレゼントのじゃんけんがすごくスムーズに進んでほっとしました。時間が押していて、早く終わらせないとという気持ちがあったのでじゃんけんのスキルが上がったのかもしれません。
当たった方は感想などをぜひネットに上げてくださいね。
次回のロケットまつりは日程未定ですが、また面白いお話をお届けできればと思います。@rocketfesや上記のロケットまつりの公式サイト(http://rocketfes.com/)をチェックしてください。
追記
松尾先生が糸川英夫の生誕100年によせた文章に、今回のロケットまつりに合う話がありました。
M計画と並行して、LD-2と称する直径2mのロケットの構想が検討されたことがある。先生の頭の中には既に惑星間飛行があったのか、このロケットによる火星・金星への飛行計画を検討するようにとのご下命があり、簡単なモデルを用いて可能性をあたったことがある。1962年12月にNASAのマリナー2号が、金星の35000km近傍を通過した頃のことである。これが、私が惑星間飛行に関心を持つようになった出発点で、その後の我が国における惑星間飛行の最も熱心な推進者としての私の自負を許して下さるならば、我が国が太陽系の探査能力を有するに至るきっかけを与えて下さったのは糸川先生ということになる。
日本の宇宙開発の父 糸川英夫 生誕100年記念サイト 宇宙科学研究所
もうひとつ追記
当日の開場前に、宇宙関係のDVDを案内させていただきました。
夢のお仕事シリーズ JAXA編
- 出版社/メーカー: 東北新社
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JAXAでの仕事はどんなものがあるの? ということで宇宙飛行士や衛星、ロケットのプロマネだけでなく、ISSのフライトディレクタ(地上管制の統括)や広報などの仕事についてのインタビューが2時間近くたっぷり収録されているとのこと。みなさんやけにかっこよく撮られているのは照明などを映画並みにがんばったからだそうです。
Challenge to Space ゼロからの挑戦者たちシリーズ
- 第一部 H-IIロケット編「技術者(おとこ)たちのロケット」
Challenge To Space―ゼロからの挑戦者たち― 第一部 H― 2ロケット編「技術者(おとこ)たちのロケット」 [DVD]
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- 第二部 はやぶさ編「HAYABUSA ZERO」(2月21日発売予定)
Challenge To Space―ゼロからの挑戦者たち― 第二部 はやぶさ編「HAYABUSA ZERO」 [DVD]
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- 発売日: 2013/02/21
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渡辺謙主演の東映「はやぶさ 遥かなる帰還」の特典映像を作ろうと日本の宇宙開発に関する映像資料をたくさん集めたらいい映像がたくさんありすぎて入りきらない、じゃあいっそ単体で発売しちゃおうというのがこの企画。たくさん売れてさらに続編なんかが出たらいいなー。