いま『ウェブ時代をゆく』を読んでいる。ネットにまつわるナルホド確かにそうですねーと思う前向きの話が、とてもたくさん書かれている。もし付せんをつけていったら全ページ付せんになるし、もしこれと思った部分を引用していったら全文引用になっちゃう勢いだ。
なので今、脳の中に梅田望夫的ポジティブアドレナリンがたくさん出ていて、その頭でこう考えた。
「考えたことは、ウェブになるべくどんどん書こう。そのために、ひとつの記事としてのまとまりを欠いても大目に見よう」
自分の中には、数年にわたって考え続けているテーマがいくつかある。しかし考えてきた時間が長すぎて、それにまつわるエピソードや仮説、現在の結論がとても増えてしまい、全体像が大きくなりすぎている。
それぞれのテーマについてはこの日記でも書いていきたいと思っているものの、どこからどうやって文章としてアウトプットしていくかが難しい。
でも逡巡しているよりは少しずつでも、わかりにくくても、とにかく書いてしまうのがいいはずだ。
「ウェブ上に知識を預けて利子をもらおう」とははてなの近藤さん(id:jkondo)が『「へんな会社」のつくり方』(ISBN:4798110523)で書いた言葉で、『ウェブ時代をゆく』の中でも紹介されている(159ページ)。
こういう経験を繰り返していると、インターネットは知恵を預けると利子をつけて返してくれる銀行のようなものだ、という感じがしてきます。インターネット上に表現された内容に、多くのインターネットユーザーの行動や知恵が集まり、さまざまな角度から幅や深さを広げていく。
(『「へんな会社」のつくり方』4ページ「はじめに」より)
上の「刷り出し」についての記事が妙に詳しいのは、そんな考えが出てきたからでもある。これは単に仕事関係の話であって「考えたこと」ではないけれど、今後はふだん考えていることをどんどん書いていこう。
- 関連記事+リンク集:「好きなものをただ「好き」と言い続けたい」(d:id:Imamura:20071105:web)
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
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