ついに来た。『未来世紀ブラジル』のDVDである(ASIN:B00005R22R)。
もし「はてなダイアリーユーザーが選ぶ映画百選」のような企画があったら、迷わずこれを挙げてしまうだろう。いやむしろ、思い入れが強すぎてうまく紹介できず、無難な別のを選んでしまうかもしれない。それくらい、自分にとって大きな1本なんである。
画面のすみずみまで作り込まれた美術、管理社会からの脱出という夢。何度観ても、新しい発見がある。
発売元であるジェネオンエンターテインメントにある紹介ページを見る限りでは、かつて配給元のユニバーサルによって、わかりやすいハッピーエンドに作り替えられてしまったという幻の「ユニバーサル版」が入っていないのがちょっと残念(海外で発売された「クライテリオン版」と呼ばれるDVDには収録されているらしい)。