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CLIE購入淡泊風味

【元記事:CLIE購入淡泊風味:d:id:manpukuya:20030704:p1

[写真:CLIE PEG-SJ33W]CLIEを買った。PEG-SJ33W(ASIN:B00009W1B3)。Palm OSバイスは、乗り換えに乗り換えを重ねて4つめだ。今までに使ってきた機種は以下の通り。

  1. PalmPilot Professional(2000年1月ごろ譲ってもらう)
  2. CLIE PEG-S300(2000年9月に購入、49800円)
  3. CLIE PEG-N700C(2001年4月に購入、49800円)
  4. CLIE PEG-SJ33W(2003年7月に購入、29800円)

S300は、ソニーから出る初めてのPalm OSバイスということで、発売されてすぐに買った。N700Cなどはハイレゾになったというので、sony styleで予約までして発売当日に買った。どちらも発表記事を見てはわくわくし、評価機のレビュー記事を見てはわくわくし、買ってからは関連の掲示板で情報交換をしたりして、大いに楽しんだ。

しかし、今回はちょっと事情が違う。2年以上使ってきたN700Cはとても安定していて、音楽は聴けるし、特に重いアプリケーションを使うでもなしで、大きな不満はなかった。

買ってからある程度時間がたつと、使うアプリケーションが決まってくる。利用環境が定まれば、新しいプログラムを探すこともなくなり、だんだん空気のような存在になってくる。新しい機種への買い換えも、よほどそそられる新機能がなければ食指が動かない。そんな具合で、次々と発表される新機種にもあまり興味がわかず、すっかりロートルになったN700Cを使い続けてきたのだった。

ところが、今年の初めに突然バッテリのもちが悪くなり、データが全部消えたりしていた。会社ではN700CをACアダプタにつなぎ、机の上で電源を入れて時計を表示させっぱなしにしていた。この使い方が、「電池が少し減ってはすぐ充電」のようになって電池によくなかったらしい。

充電しすぎないよう注意していれば、電池が一気になくなってデータが消えるような事故は起きないとわかったが、さっきまで「100%」と表示されていたはずの電池がすぐに50%を切るなど、バッテリの不安定さは変わらない。そのストレスが高まったので、買い換えを考えるようになった。今出ている機種を調べてみると、「あまり大きすぎず、音楽の連続再生可能時間がN700C程度(最高11時間)のもの」という条件に合う機種が出ている。それがSJ33だった。

ということで、新機種発売の興奮に包まれながら…というようなこともなく、消極的に選んだSJ33。CPUの速さもメモリも倍になった。しばらくは新しいアプリケーションなどを入れてみるだろうが、そのうち空気のような存在に落ち着いてくるだろう。それは決して悪いことではない。

ところで、CLIEと一緒に買ったサンワサプライの液晶保護シートは、気泡が入りにくく感触もとてもよい。こういうところもずいぶん進歩しているものだと思った。