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99/06/20 (Sun.)−免許更新あっさり味

元記事:夜の記憶−99/06/20 (Sun.)−免許更新あっさり味】

免許を更新したのだ。さんざん運転していたわりに運良く無事故無違反で、めでたく優良ドライバー。「平成16年の誕生日まで有効」の文字がまぶしい金色になっている。顔写真を前の免許と比べてみると、少しほおがふっくらしたかな? 講習も「優良」コースはごく簡単なもので、試験場は日曜日で混雑していたにもかかわらず、1時間強ですべて手続きを終えることができた。
 前回の更新では、いっぺん免停になっていたため講習が「一般」コースで、当時はたしか講習時間が90分だったと思う(今は120分)。酔って運転していて人をはねてしまい被害者は死亡、職も婚約者も失って交通刑務所に入った主人公の運命は…みたいな映画を見させられた。待ち時間に中島らもの『ガダラの豚』を読んでいたのを覚えているのは、ちょうど大興奮のクライマックスだったからだ。
 思い返してみれば、免停になったのは原付免許を取って50ccのバイクに乗っていた時分だけで、250ccのバイクやさらに車に乗るようになってからは無事故無違反である。50ccのバイクというものはガタイが小さいだけに無理がきくから、たとえば渋滞をかわそうとして歩道をちょっと走ったところを白バイに見つかってしまうとか、そういう間抜けもあったものだが、大きなバイクや車では、なかなかそういう無茶はできない。そのぶん安全運転せざるを得ないのだった。
 ところで次回の更新、平成16年といえば2004年! モロ21世紀である。この時に今の頃を振り返ってみたとき、どんな気分になるんだろうか。なーんて考えてみるけれど、前回更新の3年前で思い出すことが『ガダラの豚』くらいなものだから、次回の更新が5年後といっても、免許の更新にことよせて思い出すことって案外少ないかもしれない。