キーワードモデレーションシステム案について
ここまで大胆なシステム変更も検討するとは、はてなは本当にすごいと思う。でも。
キーワードの存続に賛成/反対というモデレーションは、「自分にとって必要かどうか」を基準に投票されてしまう危惧がある。つまり「キーワードの編集」にチェックするのと同じ感覚で「反対」投票されるのではないか。
また、しきい値によるリンク/非リンクの設定は、精度に不安がある。
キーワードの存在そのものを許すかどうかではなく、自分の日記がそのキーワードへリンクするかどうかが、ユーザーにとっては重要なのだと思う。であれば、自分の日記からキーワードへリンクするかどうかを、細かくコントロールできればそれですむのではないか。
ということで、「キーワードの編集」機能の強化を改めて要望したい。
(ただしこれは、キーワードの説明文が下線だらけになることを考慮していない。それはそれで面白いと個人的には思うが、不快に思うユーザーもいるだろう)
そのほか、細かいことについて。
- 名詞以外のキーワード登録については、現行のルールに違反している「_| ̄|○」や「オンドゥルルラギッタンディスカー」といったキーワードが、ユーザーによって削除されることなく残っているという実情に沿うことになる点ではいいと思う。けど本当にどんなキーワードでも作れるとなると混乱が大きくなるだろうから、何らかの歯止めが必要だろう(百科事典的な説明をできるかどうか、など)。
- 「削除予定キーワード」がなくなると、登録や編集はしていないが気に入っていた、というキーワードが、いつの間にか削除されていることがありそうで心配。
- 各ユーザーが登録したキーワードを一覧できるのは、とてもありがたい。なにしろ自分はたくさん登録している上に、その記録を取っていないから。
コメント
- id:popona『オンドゥルを盛り上げてるうちのひとりです^^;。一応、「その特別な意味又は機能が、多くのはてなユーザーが享受しうる有益なものであること」という基準もあるようなので、まったくルール無視ではないとは思いますが、キーワードについてつきつめていったときに問題となる可能性はありますね。』
- id:popona『あ、モデレーションシステム案のページを見忘れてました。上記のコメントがなんだか的外れっぽいのはそのためですm(_ _)m』
- id:manpukuya『いえいえです。私は「オンドゥル…」はルールに違反していると思っていますが、ルール違反のキーワードはすべて削除されるべき、とは思っていませんで、これはなかなかナイスなキーワードだと思っていますよ。
もし名詞限定ルールが緩和されるなら、キーワードとして有用だけれどルールには違反している、というモニョモニョ感がなくなってヨイといいたいのでした。』
シンポジウム「みんなの宇宙開発」参加
宇宙市民リーグ主催のシンポジウム「みんなの宇宙開発」に行ってきた。日本科学未来館にて、朝から夕方まで。内容は以下の通り。
- 基調講演「市民参加型の宇宙政策を目指して」(筑波大学講師 鈴木一人)
- 特別講演「スペースシャトルとは何だったのか」(松浦晋也)
- みんなで語ろう!スペース・コロキアム「今できることは何? 宇宙コミュニティの世界を広げるために」〜的川泰宣・UNISEC事務局長 川島レイ・鈴木一人・松浦晋也・山中勉・藤島徹
- 講演「もう一つの宇宙〜一般市民が、宇宙(星)に託したメッセージ」(アートフロントギャラリー:代官山スタ−クラブ/スターメール 山中勉)
- 講演「月・宇宙探査がひらく、宇宙世代育成への夢」(JAXA月探査情報ステーション 寺薗淳也)
- 講演「日本宇宙少年団(YAC)活動を通じて」(YAC横浜分団リーダー 藤島徹)
- 講演「一般市民が参加する循軌道宇宙旅行に向けて」(宇宙未来.com 平井大輔)
個人的な結論は、「宇宙を好きな人は、宇宙についてもっと語ろう」ということ。ということで、今後さらに宇宙ネタが増えていくかもしれません。
「はてなダイアリーが選ぶ名盤百選」書籍化進行中
人力検索はてなの質問から。
http://www.hatena.ne.jp/1080372507:「はてなダイアリーが選ぶ名盤百選の書籍化を検討しているのですが、CDのジャケット写真を使用可能かどうかが分かりません。(中略)参 http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20040226#1077792676」
質問者はid:hatenadiary。ほほーう。以前(上の「参」のURL参照)に、3000円程度で本にできる、といった話が出ていたが、具体的に進んでいるようだ。しかし、3000円という値段はどうなるだろう。同人誌を作る感覚で考えてみよう。
テキストを集めて、簡単なDTP作業をする。印刷してコピーして折ってホチキスで閉じる、いわゆる「コピー誌」の場合、手間を考えなければ、おそらく1冊あたり数百円で作れるだろう。オフセット印刷しても、100冊作るなら原価が1000円を越えることはまずなさそうだ。
上の「3000円」は、版下制作と印刷・製本を代行してくれる「はてなダイアリーブック」のしくみを使っている。だから「約3000円」という値段が出てくるのだ。
はてなとしては、はてなダイアリーブックのPRも兼ねて、「名盤百選」の書籍化を考えているのかもしれない。しかし同人誌の相場からすると、売価3000円はありていにいって法外だ。どんなことになるのかな。
コメント
- id:hmori『書籍の3000円というのは妥当らしいよ。詳しくは書けないけど、3000円でも最低初期ロット3000部数が売れなかったり返本(こんな制度あるんです探してミソミソ)されたりすと結構悲惨です。そういうわけで書籍化は本当に難しい。』
- id:hmori『それで、本来のデモ効果を考えるならば、綺麗に製本出来る程度の本の態勢にしたpdfファイルを作り雑誌のおまけに入れてもらう。そうすると自分の日記が製本化出来る事も知るし興味もわくだろう。ただし、これは読者としての興味であって、決して書き手になろうとは思わないだろう。良い日誌を見るほど、書きたいという意識は遠のく。ま、こういう所にこういう事を書いても何の影響もないですけど。』
晴れ
- 2004年3月27日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2004/03/27
もし名詞限定ルールが緩和されるなら、キーワードとして有用だけれどルールには違反している、というモニョモニョ感がなくなってヨイといいたいのでした。』