はんだ吸い取り器があれば自作キーボードのソケット化にはこだわらなくていいかも

自作キーボードの部品取りのために中古で手に入れた市販のキーボードがある。入力できないキーがいくつかあるため安かった。キースイッチとキーキャップを流用するつもり。

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キースイッチは基板にはんだ付けされている。はんだ吸い取り器を初めて使って、これを取り外した。はんだごてではんだを溶かし、はんだ吸い取り器でパコンと吸い取る。思った以上にきれいに取れた。吸い取り器を基板に対して垂直にするのがコツみたい。

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キースイッチ側も、きれいに取れればこんな感じ。(ピンにもう少しはんだが残っているものもある)

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はんだ吸い取り器はAmazonだと1000円以上する高級品もあるが、AliExpressの最安値は50円以下(「desoldering pump」で検索)。ダイソーで200円で売られていたこともあるようだ。

エンジニアのはんだ吸い取り器「SS-02」は2,155円!

HAKKO(白光)のはんだ吸い取り器は種類が多い。Amazonにある「20G」は1,483円。

AliExpressだとたとえばこれ。送料無料で48円!

はんだごてとはんだ吸い取り器が一体化した製品もある。サンハヤトの「はんだシュッ太郎NEO」はいまAmazonで4,973円。

高級品はgootの「TP-100」(いまAmazonで19,072円)とかHAKKO(白光)のFR-301(いまAmazonで21,502円)などがある。

白光 FR301-81 100V ゴム平形プラグ

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  • メディア: Tools & Hardware

HAKKO(白光)にはFR-400という高級品もあった。いまAmazonで115,492円!

はんだごてとはんだ吸い取り器ではんだを吸い取っていて気がついた。一部のキースイッチはピンが折り曲げられている。ダイソースクレイパー(刃を収納できるタイプ)でピンを起こしてから取り外した。

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プレートにはめ込まれたキースイッチを引き抜くのは専用の工具を使った。いまAmazonで550円。

Amazonでは2つの店で同じ商品が同じ最安値で売られている。レビューが多い方は発送時期が明記されていなかったのでもう一方(↑)で買った。

これでキーボードを自作するためのキースイッチとキーキャップは準備できた。

キーボードはこうなった。

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利かなかったキーのキースイッチは単体だと導通したので、キーボードの基板上になにか問題があったのだな。すべてのキースイッチを再利用できてお得だった。

ベリリウムを使ったホットスワップにはこだわらなくていいかも

自作キーボードキットの中には、キースイッチの交換(ホットスワップ)に対応しているものがある。その場合「ソケット」をはんだ付ければキースイッチを交換できるようになる。ソケットは遊舎工房では10個150円とお財布にも優しい。

ソケット非対応のキットでも、キースイッチを基板に直接はんだ付けしなくてもよくなる方法がある。それが下のようなソケットである。これは「ベリリウム」とも呼ばれる。

キースイッチを基板にはんだ付けする手順のときに、これをキースイッチのピンにつける。基板にはこのソケットだけをはんだ付けすると、キースイッチを取り外し可能になる。ただしこれは遊舎工房で20個900円、または100個3,500円とお値段が張る。1つのキースイッチに2個のベリリウムが必要だからなおさらだ。

しかしキースイッチをはんだ付けしてあっても、はんだ吸い取り器とキースイッチリムーバーでわりときれいに取り外せることがわかった。キースイッチを交換しようとするとはんだごてが必要になって手間はかかるが、キースイッチはしょっちゅう交換するものでもない。お高いソケットを使わなくてもいいかもという気持ちになった。