- 前回:gdi++でWindowsでもフォントをきれいに(d:id:Imamura:20120322:gdi)
Windows VistaではFirefoxとテキストエディタだけgdi++できれいなアンチエイリアスにしていた。Windows 8(64bit)ではgdi++を使えないとのことで、MacTypeを使うことにした。
- 公式サイト
- snowie2000/mactype: Better font rendering for Windows. - GitHub(https://github.com/snowie2000/mactype)(旧:mactype - Ultimate font Rasterizer for Windows - Google Project Hosting:http://code.google.com/p/mactype/)
- 紹介
- 窓の杜 - 【REVIEW】Windows上のあらゆるフォント表示を劇的に美しくする「MacType」(http://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20120427_529485.html)
- 使い方
- Windowsの野暮ったいフォントをMacの様に美しくする『MacType』のススメ | room402.biz(http://room402.biz/windows-clear-font-mactype/)
MacTypeで面白いと思ったのは、斜体を持たないフォントの傾き具合を調整できるところ。標準の斜体表示は日本語だとちょっと傾きすぎていると感じるのでいくぶん立つようにした。
- 標準の斜体
- 設定した斜体
- 極端な斜体
そのほか設定をいろいろいじって、こんな感じにした。上の画像は左がWindows標準のClearType、右がgdi++での表示。
MacTypeだとこんな感じ。
ClearTypeでいやなのは黒いドットの左右に薄い赤や青が出るところ。これはこれで文字がスムーズに見えるようになる工夫ではあるけれど、ふだん液晶モニタを縦にしているから意味がない。MacTypeのフォントレンダリングはMacに近いというか、普通のアンチエイリアスでこのほうがよい。
- 参考:モニタの縦置きで別世界コンピューティング(d:id:Imamura:20091103:monitor)
VLゴシックがきれいに表示されるようになるだけでもMacTypeを入れる価値はある。
設定のiniファイルはテキスト形式で、自分の場合こんな内容になった。
[General] Name=MacType_yimamura HintingMode=0 AntiAliasMode=1 NormalWeight=-4 BoldWeight=3 ItalicSlant=-3 EnableKerning=0 GammaMode=0 LcdFilter=0 BolderMode=0 TextTuning=0 TextTuningR=0 TextTuningG=0 TextTuningB=0 GammaValue=1.0 Contrast=1.0 RenderWeight=1.0 Fontlink=1 HookChildProcesses=1 FontLoader=0 FontSubstitutes=0 Shadow=1,1,0,0x0,0,0x0 MaxBitmap=0 CacheMaxFaces=256 CacheMaxSizes=12554432 CacheMaxBytes=12108864 [UnloadDll] [exclude] [FontSubstitutes] [Individual] [excludeSub]
コンピュータをきれいなフォントで使えるとストレスが減ってよい。MS Pゴシックはなくなってほしい。PowerPointなんかを作るときはMS Pゴシックを使わないだけで聴衆の理解度が上がると思う。MS Pゴシックは日本人の生産性を下げるためにマイクロソフトが送り込んだ刺客に違いない。