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Windows 8の所感と便利な使い方

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AMD FX-8350で新しく作ったマシンにWindows 8をインストールした。環境がおおむね整ったのでメモ。

Windows 8のインストールはSSDだからか20分ほどしかかからず完了、スタート画面が出てきた。

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簡単なベンチマーク

まずはマシンの総合的なパフォーマンスをチェック。「設定」−「PC情報」から「Windowsエクスペリエンスインデックス」を調べてみるとドーンと7.9!これは大したものだ。

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これまでのメインPCであるCore 2 Quadマシンは3.5だった。サブスコアは以下。

  • プロセッサ:5.9→7.9
  • メモリ(RAM):5.9→7.9
  • グラフィックス:4.1→7.9
  • ゲーム用グラフィックス:3.5→7.9
  • プライマリハードディスク:5.9→8.1

Core 2 Quadマシンとさらにその前の環境との比較はd:id:Imamura:20110628:bootableusbに)

次は動画のエンコード

自分のコンピュータ利用で一番負荷が高いのが動画のエンコードで、使っているエンコードソフト「TMPGEnc」はハードウェアアクセラレーションとしてNVIDIAの「CUDA」に対応している。そこでビデオカードNVIDIAGeForce GTX 570にしたのだった。AMDの勉強会なのだからAMDが出しているRadeonビデオカードに…しかしRadeonではCUDAは使えない…ライバル製品を使うのを許してくれAMD

そういうわけで新マシンにエンコードソフトをインストール、動画をひとつmp4にエンコードしてみた。せっかくなのでCUDAはオン、オフ両方で。

旧マシン(Intel Core 2 Quad Q8400 2.66GHz/Windows Vista 32bit/メモリ4GB)では
19,635フレーム/38分33秒=約8.5fps
新マシン※CUDAオン(AMD FX-8350 4GHz/Windows 8 64bit/メモリ16GB)では
19,635フレーム/8分48秒=約37.2fps
新マシン※CUDAオフでは
19,635フレーム/16分22秒=約20.0fps

ということで圧倒的な差が出ました。CUDAをオンにするとこれまでの約4倍のエンコード速度。すばらしい。CUDAをオフにするとエンコード速度が約半分になるのも面白い。アクセラレーション大事です。

Windows 8の所感

Windows Vistaからの移行なので、タスクバーのボタンが変化したのはちょっととまどう。

特に、ボタンがまとめられてタスクバー上にはアプリのアイコンしか表示されないのはタスクバーの横幅を節約しすぎでもったいない。「タスクバーのプロパティ」で設定を変えた。

タスクバーを右クリックし「プロパティ」を選択。「タスクバーのプロパティ」ダイアログボックスの「タスクバー」タブ、「タスクバーのボタン」を「常に結合、ラベルを非表示」から「タスクバーに入りきらない場合に結合」に変えた。

また「小さいタスクバーボタンを使う」をオンにすると、Windows Vistaまでの小さいタスクバーになる。タスクバーの文字がたくさん表示されるようになるのでこれはいいね。

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そういえば[Alt]+[Tab]がときどき認識されないことがあるのが謎。

モニタを縦にして使うデスクトップはこんな感じ。今までと同じ使い勝手で特に不満などはない。

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しかしWindowsキーを押した時の「スタート画面」、これは縦だと使いづらい。

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各アプリケーションがタイル状に並べられるインターフェースそのものは悪くない。しかしタイルが縦方向に並ぶ範囲が狭すぎる。画面が横だとこれでもよいが、モニタを縦にしていると上下の余白が大きくてもったいない。これはなんとかなるのだろうか。

スタート画面ではApple MouseMighty Mouse)の横スクロールを検知して左右にスクロールできるのは便利ではある。しかしタイルがもっと縦にたくさん並べばもっと便利だろう。

ところでWindows 8ではファイルを削除するときに「本当に削除しますか?」と聞かれなくなったのは大きな進歩だと思いますよ。

マイクロソフトジョークでこういうのがある。

マイクロソフト本社のトイレは流そうとするとこう聞かれるんだ。『本当に流しますか?』ってね! hahaha!」

このジョークもだんだん通じなくなっていくだろう。

Windows 8の設定とりあえず

そのほか、Windows 8をいろいろ設定。「スタート」ボタンがなくなったのが見た目には一番大きい変化だけれど、スタートメニュー代わりの「スタート画面」をWindowsキーで呼び出すか、[Windows]+[Q]でアプリ一覧を呼び出す習慣にしていこう。

インストーラーがなくてスタート画面に自動登録されないアプリでも、実行ファイルを右クリックし「スタートにピン留め」するとスタート画面に出るようになる。スタート画面はクイック起動ツールバーの代わりにもなるのだね。

新しくなった使い方にはなるべく順応する方向とし、以前の使い勝手に無理に戻そうとはしない方針で。その上でここはという設定をいろいろと変えた。

  • 画面を縦に
  • マウスポインタの移動速度を上げる
  • キーボードリピートの設定は「デバイスとプリンター」→「USB Composite Device」(など)を右クリック→「キーボード設定」で「表示までの待ち時間」を「短く」(「表示の間隔」は最初から「速く」だった)
  • ファイルの拡張子と隠しファイルを表示(エクスプローラーの「表示」−「ファイル拡張子」/「隠しファイル」)
  • エクスプローラーの「表示」−「ナビゲーションウィンドウ」にある「開いているフォルダーまで展開」と「すべてのフォルダーを表示」をオンに
  • CapsLockキーをCtrlキーにする(Ctrl2capを使用:http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897578.aspx)※キー入れ替えではなくCtrlキーの機能は変わらない※管理者権限で実行のこと
  • 時刻合わせを頻繁に:レジストリエディタで「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient」の「SpecialPollInterval」を「20000(10進数)」に変更。これで2万秒(約5時間半)おきに時刻が補正される。デフォルト値は「604800(10進数)」で、これだと時刻合わせは1週間おき

MS-IMEの設定

MS-IMEは推測変換が出てくれて、ATOKGoogle日本語入力に近い便利さだ。別のIMEを入れずにしばらくやってみよう。

文字の入力は使いやすさに直結するので、ここはいろいろカスタマイズ。IMEのメニューの「プロパティ」から[詳細設定]をクリック。「Microsoft IMEの詳細設定」の[全般]タブ内、「編集操作」の「キー設定:」にある[変更]ボタンをクリック。

  • IMEのオンを変換キーで、オフを無変換キーで
    • 無変換キーの「入力/変換済み文字なし」を「IME-オフ」に
    • 変換キーの「入力/変換済み文字なし」を「IME-オン」に
  • そのほかの操作
    • Shift+SPACE…前候補:「変換済み」と「候補一覧表示中」を「前候補」に(デフォルト)
    • BackSpace…変換中は変換前の状態に戻す:「変換済み」と「候補一覧表示中」を「全戻し」に
    • 変換…次ページの候補一覧へ:「候補一覧表示中」を「次候補群」に
    • Shift+変換…再変換:「入力/変換済み文字なし」を「再変換」に
    • Shift+変換…変換中は前ページの候補一覧へ:「変換済み」と「候補一覧表示中」を「前候補群」に(デフォルト)
    • TAB…別の候補群へ(「あい」を「愛」「藍」などから「合い」「会い」などへ):設定できず。「候補最後」にした
    • Ctrl+A…文節を左へ:「変換済み」と「候補一覧表示中」を「文節左」に
    • Ctrl+D…文節を長く:「変換済み」と「候補一覧表示中」、「文節長変更中」を「文節長+1」に
    • Ctrl+F…文節を右へ:「変換済み」と「候補一覧表示中」を「文節右」に
    • Ctrl+S…文節を短く:「変換済み」と「候補一覧表示中」、「文節長変更中」を「文節長−1」に
    • Shift+TAB…前の別の候補群へ、としたかったが設定項目がなく入力してもなにも起きない

テンキーからの入力は、かな入力時でも確定などの操作がいらない「直接入力」にしたい。しかしIMEのプロパティには「常に全角」「常に半角」「入力モードに従う」の3つしか選択肢がなく、そのような指定はできないようだった。いちいちIMEをオフにするのは面倒だ。

上のようなMicrosoft IMEの設定は、Microsoftアカウント下で行うとアカウント間で共有される。後日別のマシンでWindows 8を使い始めたとき、Microsoftアカウントと接続すると設定が自動的に読み込まれる。便利。

それから現在の入力モードをカーソル位置に表示するオンラインソフトもあったはず。あった。

そのほか便利な話やリンク