21日(土)予定のH-IIBロケット3号機の打ち上げを見るため種子島へ行くことにした。いろいろ考えて、自分の家から車で。
17日夜、鹿児島港を目指して車で東京を出発した。途中、同行のN氏とI氏を拾う。休憩して運転を交替、休憩して運転を交替。
明け方の風景は日暮れ前の風景に似ているようでいてなにか違う。なにが違うのだろうと運転しながら考えた。光の傾き方は同じ。街灯がついているのも同じ。車のライトは明け方のほうが多くついているかもしれないが、それが印象の決定的な違いに結びつくわけではない気がする。
マンションやビルの明かりは、明け方にはついていないことが多い。ははあなるほど、そこが印象の違いにつながっているのかも。
以前、建設中のマンションを定点観測していたことがある。建物ができてもしばらくは内装工事をしているのか、窓につく明かりは限定的だった。入居が始まって窓に明かりがたくさん灯るようになり、ようやくほかのマンションと変わらない雰囲気を見せるようになった。
あのときの、建物ができてから入居が始まるまでの暗い様子は、明け方に見るマンションに近いように思う。
去年の計画停電では、夕方から日暮れまでの間に停電になることがあった。外に出てみると強烈な違和感がある。夕方なのに家や建物の電気がひとつもついていない。まるで死んだ街のようで、夢に出てきそうな異様な光景だった。あれもいま思えば、明け方の雰囲気に近いのかもしれない。
そんなことを考えつつ、また休憩して運転を交替、休憩して運転を交替。
途中渋滞などに遭うこともなく、約1400キロを走り抜けて18日の夕方に無事鹿児島に着いた。銭湯で汗を流してからフェリー「はいびすかす」に乗り18時に出港。
台風の後だからかけっこう揺れて、種子島には21時40分に到着。自宅からほぼ24時間をかけて宿に落ち着いた。
かかった費用
- 給油1:3,892円(427.2km/28.00L@139円)
- 給油2:5,102円(530.6km/36.71L@139円)
- 給油3:5,198円(496.3km/34.86L@142円)
- 高速道路:13,200円(ETC割引適用)
- フェリー:17,600円(4m以内の車両と旅客1名の往復運賃の片道分12,200円+旅客2名の往復運賃の片道分5,400円)
- →合計:44,992円(3人で。1人あたり約14,997円)
打ち上げるロケットとペイロード(荷物)
- ロケット:H-IIBロケット3号機(日本最大のロケット)http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2b/index_j.html
- ペイロード:国際宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」3号機 http://www.jaxa.jp/projects/rockets/htv/index_j.html
H-IIBロケットで打ち上げるもの関連の記事
- 今日のはてなブログ「ISS実験棟『きぼう』のポート共有実験装置(MCE)プレス公開」(d:id:Imamura:20111210:hatenablog)
- 「こうのとり」3号機は「i-Ball」に期待(d:id:Imamura:20120413:HTV3)
- i-Ball報道公開 - ただいま村(http://ima.hatenablog.jp/entry/2012/06/26/100000)
そのほか今回の打ち上げ関連の記事は[H-IIBF3]カテゴリにまとめていきます。
明日からのタイムテーブル
- 7月19日(木)15時30分〜
- Y-1ブリーフィング取材
- 7月20日(金)19時30分〜
- 機体移動取材
- 7月21日(土)11時18分
- 打ち上げ予定。打ち上げから1時間40分後を目安に開催される打ち上げ後記者会見を取材
- 7月22日(日)
- 予定なし(この日のフェリーは取れなかった)
- 7月23日(月)11時00分
- 種子島をフェリー「はいびすかす」で出港→14:40鹿児島着
- 7月24日(火)
- 帰宅予定
Y-1ブリーフィングや機体移動、打ち上げ後記者会見はいずれもNVSがUstreamやニコニコ動画で中継するとのこと。
- 【放送予定】7月19・20・21日H-IIBロケット3号機打上げ及び記者会見中継 | NVS-ネコビデオ ビジュアル ソリューションズ-(http://blog.nvs-live.com/?eid=32)
今までのロケット打ち上げ取材
関連リンク
- わたしはTwitterで適宜いろいろつぶやいています→@yimamura(今日のツイートはhttp://twilog.org/yimamura/date-120718)
- 今回の取材中の写真はフォトライフにCC-BYで上げています→Imamura's fotolife - 201207H-IIBF3(http://f.hatena.ne.jp/Imamura/201207H-IIBF3/)