昨日のニュースで、猿のおまわりさんの話をやっていた。
タイで、けがをした猿が警察に保護された。大きさはニホンザルくらい。しばらくして傷が治ったところで、制服を着せて一緒にパトロールに出るようにした。
タイではほとんどの人が仏教徒で、イスラム教徒の一部過激派が独立運動を展開している。そんなこともあって、市民と警察の関係はちょっと緊張感があるらしい。
そこへこの、猿のおまわりさんである。パトカーの屋根に乗って辺りを見回す様子はかわいらしく、市民にも人気であるという。「思わず笑顔になっちゃうわ」なんていうインタビュー映像も出た。
ここで終わればよくまとまった普通の話なんだけれど続きがあった。
「ところがこの猿、実はもういません。パトロール中に数匹の野犬に襲われ死んでしまったのです」。なんだってー。
なんだか複雑な気分になるニュースだった。