洗面所の電球が切れたので買いに行った。
電球売り場はLED電球が前面に打ち出されていた。いよいよLED電球が普及し始める段階にきたようだ。
でも普通の白熱灯を買った。260円。
LED電球は3000円以上と高い代わりに、消費電力が少なく寿命が長い。長い目で見れば、LED電球のほうがずっとお得なのだろう。電球型蛍光灯とも違って、すぐに明るくなるのもいい。でも寿命が何万時間とあっても、その日までここに住み続けるかはわからない。
洗面所の電気をつける時間を、長めに1日1時間と考えてみよう。普通の白熱灯の寿命は1000時間ほどらしい。ざっと考えて3年もつ計算だ。いっぽうLED電球の寿命は4万時間。単純計算でなんとびっくり、100年以上使えてしまう。電球が切れる前に、住んでいる家の寿命が来る。
いま各メーカーとも、LED電球の販売に力を入れている。その理由のひとつは、いったんLED電球を買われると次の交換が10年後とか、ずっと先になるからだという話をどこかで聞いた。
つまりいったんLED電球が使われ始めると、交換時に自社製品を選んでもらおうと売り込もうにも、その機会がなかなか来ない。寿命4万時間では、一日8時間点灯しても13年8か月使えてしまう。だから、従来の電球から初めてLED電球に交換するタイミングを狙っている。LED電球が普及する前の今だけがチャンスなのだ。
それにしても電球の寿命がここまで長くなると、今までのような消耗品という感覚ではなくなってくる。そのうち引っ越しのときは、電球も外して持っていくのが普通の世の中になりそうだ。
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各社のLED電球を実際に使ってみた記事のリンク集。
- 家電-【特別企画】-LED電球、どれを買う?-導入編:LED電球は白熱電球の代わりになるか
- http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/led2009/20091126_320781.html