iPod touchにはアップル製のブラウザ「Safari」が入っていて、無線LANでネットにつなぐことができる。
つまりiPod touchからブログを更新できるわけで…というところで気がついた。日本語を入力する方法が必要だ。そしてMac OSについている日本語変換プログラム「ことえり」は、今でもちょっとなんというかそのう、言いにくいんですが変換があまりうまくない。
「ことえり」は、一部の機能は非常に便利で、独自性もあってすばらしかったりする。
- たとえば:「MacのIM『ことえり』は変にすごい」(d:id:Imamura:20070505:kotoeri)
それでも満足がいかなければ、というか多くの人は「ことえり」に不満が出ると思うんですが、Macを使っているのならATOKを買うことができる。
ATOK 2006 for Mac[電子辞典セット] CD-ROM
- 出版社/メーカー: ジャストシステム
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: CD-ROM
- この商品を含むブログ (14件) を見る
でもiPod touchに、あとからATOKを入れることはできない(だろう)。
そうなるとiPod touchを買った人は、一生「ことえり」人生ということになってしまうのか。
アップルのサイトの「アップル - iPod touch - 仕様」には、日本語の入力方法についてなにも書かれていない。
やっぱり日本語は「ことえり」なの? うわー心配だー。
直後に追記:杞憂でした
書き込み後に検索してみたら(遅いよ)、そのあたりの話も見つかりました。
iPod touchには、携帯電話的な推測変換による日本語入力機能があるそうです。ああよかった。
「iPod touch」には、「iPhone」と同じ指先でタップして文字を入力するソフトウエアキーボードが搭載されているのだが、これが日本語に正式対応している。入力はローマ字入力で、漢字仮名まじりの予測変換が機能する。携帯電話の文字変換に近い感じ、と思ってもらえればいいだろう。おかげで、Safariブラウザでのグーグル検索や、iTunes Wi-Fi Music Storeでの楽曲検索などが、日本語でできる。
アップルジャパンのスタッフに聞いたところ、日本語変換に使われているのは、Macが標準で装備する日本語入力プログラムの「ことえり」ではなく、新たに開発した日本語入力プログラムらしい。
ジョブズが魅せたiPod――使うこと自体が楽しい「touch」に触って|BCNランキング(強調は引用者による・ページの下の方に入力時の写真もあり)
現地で試した方の情報によると(iPod touchは)日本語での入力が出来るようです。
通常のiPodのように地域を日本にすることで、ローマ字で日本語を入力すると日本語の候補がどんどん表示され、まるで懐かしき日本語入力環境POBoxのようだとのこと。
POBoxは予測変換機能と呼ばれる日本語入力環境で、かつてはフリーウェアとしてPalmなどに提供されていたほか、ソニー製の携帯電話などに標準搭載されて人気だったこともあります。
そしてPOBox作者の増井俊之氏はなんとソニーから米国アップルへ転職している(というかジョブスから直接声をかけられての引き抜き)ことを考えると、本当にPOBoxだったりするのかもしれません。
KUMANOMIX: iPod touchは日本語入力可能(強調は引用者による)
ということで、この記事のタイトルを「『iPod touch』の日本語入力、もしかして『ことえり』?」から変更しました。お騒がせしました。
- さらに追記:日本語入力中の画面写真はこちらにも:「『iPodタッチ』登場でiPhone日本上陸はさらに遠のくモバイル-最新ニュース:IT-PLUS」
翌日追記
- やっぱり増井さんでした:「『iPod touch』の日本語入力は増井俊之さんが作った」(d:id:Imamura:20070908:ipod_masui)