2007年7月1日(日)後10:10〜00:00
アフリカ、タンザニア共和国。その北部に広がるビクトリア湖からは連日、白身魚ナイルパーチの切り身が冷凍食材としてヨーロッパや日本にむけ輸出される。しかし、この食料輸出は一部の人を潤すだけで飢餓・貧困・エイズ・紛争といったアフリカが抱える問題を解決する糸口になっていない。魚の加工工場と空港がある湖畔の町ムワンベにカメラを据え、さまざまな人々を見つめることでアフリカの構造的な貧困問題を浮き彫りにする。
BS世界のドキュメンタリー
【白身魚を運ぶロシアの輸送機が武器密輸に関与】
ムワンベ空港には毎日2機の輸送機がナイルパーチの切り身を満載して飛び立っていく。輸送機の多くは料金が安いロシアとウクライナの機体だ。地元紙の記者は、調査報道によって、ロシアの輸送機がムワンベに飛来する前ヨーロッパからスーダンやコンゴといったアフリカの紛争地帯に武器を密輸していると暴いた。取材班は、ロシア人機長に密着、かつて武器密輸に関わったという証言を引き出すが真相は謎に包まれている。
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「ダーウィンの悪夢」について、この日記内の記事のリンク集
- 「シンポジウム『グローバル化と奈落の夢』(『ダーウィンの悪夢』上映会)」(d:id:Imamura:20051015:darwin)
- 「アフリカは大変だァ〜『ロード・オブ・ウォー』と『カラシニコフ』」(d:id:Imamura:20060114:africa)
- 「ダーウィンの悪夢」(d:id:Imamura:20060305:darwin)
- 「森達也講演『ドキュメンタリーとジャーナリズム』」(d:id:Imamura:20070114:mori)
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