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「ウミガメのスープ」強化週間・その3

【元記事:「ウミガメのスープ」強化週間・その3:d:id:manpukuya:20070315:LTP

明日の朝、日テレ系の「ラジかるッ」にて、『ポール・スローンウミガメのスープ4』が紹介されます(→d:id:Imamura:20070313:LTP)。ライブドア裁判の判決が朝10時に出るため、放送はその報道特別番組のあとになります。

ここでは、LTP紹介の特集として、シリーズの中から問題とヒントを紹介しています。

今日はこんな問題です。

シリーズ第3弾『ポール・スローンの札束を焼く強盗』(ISBN:4767805112)から

[書影:ポール・スローンの札束を焼く強盗]

Q2「CDの値段」【難易度★☆☆☆】
女性がカウンターにCDを差し出した。店員が「4ドルです」と言うと、女性は4ドルを払って、CDを持たずに店を出て行った。にもかかわらず、店員はそれを追おうともしなかった。なぜ?

このような、一見普通ではない状況をどう考えるかという問題はLTPの基本です。

「CDの値段」のヒント
  • 店員は、女性がCDを置いたまま出て行ったのを見ても驚かなかった
  • 女性がお金を払ったのは、CDを買うためではなかった

ウミガメのスープ」の典型である、ある隠された事実に思い至ればすぐ解答にたどり着きます。この問題は、隠されている事実が1つだけですから、比較的簡単な問題といえるでしょう。

Q31「7年目のぜいたく」【難易度★★★★】
ある女性が菜園の土を耕していると、現金や宝石がぎっしり詰まった箱を見つけた。女性はその後7年間、お金にも宝石にも手をつけず、また宝箱のことを誰にも話さなかった。そして、7年がたったある時から、女性は新しい車や家、高価な服などを買い始めた。きっかけはなに?

これは難しい問題です。問題文の中に、誤解を誘う部分がいろいろあるからです。出題者に質問できるなら、聞くまでもないと思えるところをあえて質問すると、意外な展開があったりするかもしれません。

「7年目のぜいたく」のヒント
  • 7年間は、なにかからほとぼりがさめるまでの期間といったものでなかった
  • 女性は早くぜいたくをしたかったが、それをできない状況にあった

女性が置かれていた特殊な状況とは、いったいなんでしょうか。そこがポイントです。

思いもよらない解答に至るには、先入観を捨てて、ものごとを別の方向から見るようにすることです。それが水平思考(lateral thinking)なのです。