というわけで、行ってきました千葉県松戸市、FCBの8th Live。1000人入るホールがほぼ満席の大盛況。そして客席を後ろから見ると、液晶の小さく明るい画面がそこかしこに…いやあちこちに…いやいやそこらじゅうに…見えるのだった。それらはもちろん携帯電話ではなく、ニンテンドーDSだったりPSPだったり。
内容はたっぷり3時間。グラディウスメドレー、任天堂メドレー、ナムコメドレー、ゲーム寸劇、信長の野望メドレー、魔界塔士Sa・Gaメドレーなどなど。
演奏中にちょくちょく出てくる寸劇には、異常に細かいネタも。知ってる人は大喜び、知らない人もそれはそれで楽しい、というステージなのだった。
自分の場合、ファミコンをリアルタイムで遊んできていない(パソコンとゲーセンだった)から、よく知られたネタは知識として知っていても、「あーそうだったそうだった」的な共感はそれなりにという程度。でも十分楽しめました。
特に気に入ったのは「スーパーパンチアウト」…はゲーセン版であってファミコン版では「マイクタイソン・パンチアウト」。試合シーンの再現では、ボクサー2人の動きがきっちり決まっていてすばらしかった。一人で再現するゲーム内アクションももちろんいいのだけれど、複数の人が息の合った動きを見せるのはそれだけで心地よい。
人間のイマジネーションというか、脳が目の前のものを柔軟に「見立て」してくれるからこそ、こういうものを見て楽しむことができるのだなと考えたり。
祝電紹介によると、こういうゲームバンドがほかにもいくつかあるそうで、まことに心強いというか、好きなことを好きなようにやっている人たちは実に輝いていると思った。