INFOBARに続く、デザイン重視の携帯電話。auはアップルのように、所有欲を抱かせる製品をうまく作り出すものだ。
驚いたのは、「シンプルなメニュー体系の『スマートモード』」の拡大画像。このメニューのフォント、モリサワの「新ゴL」ではないか。ピシリと美しく締まっていて、最下段の「戻る」「選択」「切替」のゆるーい文字と対照的だ。
モリサワのフォントは、DTPによる商業印刷で一般的に使われているけれど、それ以外ではあまり見かけない。携帯電話の画面に「新ゴ」フォントがきれいに表示されているのを見ると、なんだか不思議な気分になる。
そういえば「塊魂」でも、やはりモリサワのフォント「太ゴB101」が使われていた。
携帯電話もゲームも表示解像度が上がってきたから、商業印刷に使われる高品質なフォントを使ってデザインする価値が出てきたということだろうか。今まで、商業印刷で使われるフォントと、コンピュータで使われるフォントは、互いになんとなく住み分けている印象があった。これからは、そうでもなくなっていくのかもしれない。
コメント
- id:otsune『アニメとか映画だとモリサワは権利問題がクリアされているから使いやすいけど。ダイナとかは許諾が必要なので使われなかったりもします。』
- id:manpukuya『情報ありがとうございます。むしろモリサワのほうが、ライセンス関係が厳しくてなかなか使わせてもらえない印象を持っていました。意外です。』