オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

今晩の「あすを読む」で「小型衛星と宇宙開発」

【元記事:今晩の「あすを読む」で「小型衛星と宇宙開発」:d:id:manpukuya:20040929:asu

今晩のNHK総合あすを読む」(23時45分〜55分)で、「小型衛星と宇宙開発」というトピックが放送される由。当然というか、キューブサットも出てくるようだ。

ネタ元は「ごんざぶログ」。

以下は、視聴後にまとめたおおまかな内容:

一般的な大型衛星と小型衛星を比べると、

一般的な大型衛星
大きさ4m、重さ2〜10t、開発期間8〜10年、コスト最大500億円
小型衛星
大きさ10cm〜1.5m、重さ1〜500kg、開発期間半年〜2年、コスト1000万円以下〜20数億円

といったあんばい。小型衛星なら大企業でなくても参入しやすく、開発期間が短いため最新技術をタイムリーに衛星に反映させることができる。大型衛星のようにハイリスク・ハイリターンでないため、失敗できないがゆえに慎重になりすぎる、という悪循環もない。

番組中で紹介された「小型衛星」は以下の通り。

  • 北海道衛星・大樹(NPO宇宙空間産業研・北海道工大)
  • 鯨生態観測衛星「観太くん」(千葉工大)【打上済】
  • CUTE-I(東工大)【打上済】
  • XI-IV(東大)【打上済】
  • SEEDS(日大)【打上済】
  • まいど1号東大阪宇宙開発協同組合
  • 九州小型衛星(九大・QPS)
  • マイクロラブサット1(JAXA:技術実証用)【打上済】
  • マイクロラブサット2(JAXA:技術実証用)
  • INDEX(JAXA:技術実証用)

個人的に面白いと思った話。

  • アポロ計画の頃は、民生技術が未成熟だった。当時の宇宙技術は、民間技術を牽引する役割を持っていた(今ではコンピュータなど、民生技術の進歩が著しい)。
  • 民生品を宇宙で使えるかどうかを検証する衛星「SERVIS-1」が2003年10月末に打ち上げられている。1年たっても、ほとんどの民生品に不具合は出なかった。経済産業省は、宇宙仕様でない民生部品でも、条件さえ整えば宇宙用として十分使えるとしている。