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Movable Type公式日本語版が登場へ Six Apartが日本法人設立(ITmedia・04/03/18付)

おお、Movable Typeの日本語版がついに出るのか。これまで、ボランティアで日本語化パッチをリリースしてきた「みらの」氏には、今まで本当にありがとう、お疲れさまでしたと言いたい。

この流れ、山田達司氏が個人で開発した「J-OS」を思い出す。J-OSは英語版のPalmを日本語化するソフトで、当時英語版しかなかったPalmの敷居を大きく引き下げた。日本でのPalmブームを作り出し、最終的には日本語版のPalmが発売されるというすばらしい成果の原動力になっている。

一方、日本語版Palmの発売によって、これまで手塩にかけてきたJ-OSが必須でなくなることには、複雑な気持ちもあったようだ。山田氏は、「純正日本語OSの登場に際してのコラム」として「男と娘」という短い文章を書いている。

日本語版MTの登場を、「みらの」氏がどう受け止めているかはわからない。とはいえ少なくとも、MTが日本でここまで普及したのは、MTの機能が優れていただけでなく、「みらの」氏の仕事があってのことだろう。こういうイノベーターの功績を忘れずにいたいものだ。