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人体の不思議展

土曜日(17日)に観覧。大きなガラスケースで囲われた各種内蔵類と、壁際には皮をはがれたり肉をそがれたりしている人体標本がたくさんある。大まかな流れはあるけれど順路が固定されているわけではなく、好きな順番で見られるようになっている。

12時すぎに入ったときには、ガラスケースの周囲は人だかりで、すぐには中を見られないくらいの混雑だった。でも少し待てば、見終わって次へ向かう人がいたところへすべりこむことができる程度。

展示物にはそれぞれ、解説の小さなカードがついているのだが、この文字がちょっと小さくて読みづらい。また、ガラスケースの外側1面には解説パネルがあるが、これもケースを取り囲む人に隠れてしまってなかなか読めなかったり。押すな押すなというほどの混雑ではないが、ちょっと疲れてしまった。

壁には、新聞などでの紹介記事のパネルが掲示されている。もりいくすおの「見てきたマンマ!」(参照:d:id:Imamura:20030528:p2、単行本はISBN:4792603544)でも紹介していて、「こんなところに」と驚いた。

肝心の展示物は、人体以外の内蔵各種に限っては、もしかするとこういう機会でなくても、博物館や科学館などで見られるのかもしれないという印象。ただ人体標本は、ポーズどりなどの見せ方がいちいち面白かった。

終わりのほうには「脳の重さを実感してみよう」「人体標本に実際に触ってみよう」のコーナーが。脳の重さは、水分を樹脂に置き換える段階で正確でなくなったりしないのかと思ったが、聞いてみるとそのあたりはちゃんと調整しているそうだ。手にずっしりと、固い脳。不思議な感触。一方、「触ってみよう」はちょっと…実際に触れるからといっても、触りたいかというとそうでもないものだ。

出口前のショップで衝撃を受けた。長いテーブルの両端にそれぞれレジがあり、Tシャツと図録を買おうとしたら「図録はあちらのレジでお願いできますか」と言われた。買うグッズによって、レジが分けられているのだ。これは初めての体験。「販売する会社が2つ入っているから」という説明だったが、そのようなお客様本位でない方式がアリな世の中なのか。