会社で豆電球の話をしたところ、「明るい点光源がほしいのなら白色LEDがいいかもしれませんよ」と言われた。
「LEDは×ボルトくらいだから×オームくらいの抵抗をかまして…」といろいろ説明してくれるのだが、情けないことに電気はさっぱりわからない。「オームの法則で計算するんですよ」。それがきわめて基本的な法則だということくらいはわかる。でもそれだけ、というていたらく。
しかし根気よく説明してくれたおかげで、電圧と電流のイメージは改めてなんとなくつかめたような気がした。電圧とは流せる電気の量のことで、電流は個々の回路が実際に引き出す電気の量、という感じ…でしょうか。間違っていたら恥ずかしいけれど、恥をかくのも勉強だ。
それに、自分の中に「明るい点光源がほしい」という目的があればこそ、ずっと理解しようとしなかった電圧や電流についても学ぼうという気持ちになるというものだ。
そんな話をした数時間後、同じ人が今度は携帯電話の手動充電器を見せてくれた。手で握るハンドルがついていて、これをぎゅんぎゅんと握ると、つないだ携帯電話が充電されるというもの。しかもこの商品には、親指大のライトのおまけがついている。これを充電器につけてハンドルをぎゅんぎゅん握るとライトがつく。そしてライトを外しても、ライトはしばらくついたままになるというものだ。面白い。「これが白色LEDですよ」。
そんな話をしていたら、別の人が話に加わった。「マグライト(小)のキャップを外してランタンモードにすれば、豆電球の代わりになるのでは」という助言。なーるほど、そりゃ簡単。さらに、「LEDのヘッドランプを持っているが、LEDはとても消費電力が少ない。電池が切れる前に液漏れするほどだ」という話も聞いた。これも面白い。
白色LEDは自分には難しいから、たぶん今回は豆電球を買うかマグライトを使ってすませてしまうだろう。でも電気の世界も面白いものだなと思った。