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Fossil、Palm OS搭載リストウォッチ型端末の試作機を発表(2002/11/20付)

なんかこう、「作ってみたかったから作りました」みたいな雰囲気を感じる。買う人はどのくらいいるのかな。腕時計型のデバイスというと、古くはセイコーインスツルメンツの「ラピュータ」(→紹介サイト)とかセイコーエプソンの「クロノビット」(→紹介記事)などがあったが、残念ながらいずれも成功したとは言いきれない。最近は「WatchPad」があるものの、まだ試作段階であり製品化はされていない。

こう見てみると、腕時計型のコンピュータは売り方をよほど工夫しないとなかなか難しいという印象である。実際WatchPadは「製品化を視野に入れつつ、これから効果的な使い道を研究する」という発表のされ方で、なかなか慎重だ。「“ケータイ”になりたい腕時計」(2001/11/09付)という記事では、携帯電話に押されているものの腕時計の高機能化に対する潜在的な需要は大きいと結論づけているが、果たしてうまくいくだろうか。なんかこう、「こういうことができるのならすごく便利だね」と感じられるような、うまい使い方が出てくればいいのだが。そうすれば、好事家のおもちゃという狭い世界から出て行けるはずだ。