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99/01/11 (Mon.)

元記事:ただ日記−99/01/11 (Mon.)】

今週の『ぴあ』の表紙はメグ・ライアンメグ・ライアンと『めぐり逢えたら』って似てませんか?似てませんか。
 さてその『ぴあ』、今週の特集は「'99話題の映画総まくり!」ときたもんだ。個人的な注目作を挙げます。なにが出るかな、なにが出るかな。

『フィアー・アンド・ロージング・イン・ラス・ベガス』Fear and Loathing in Las Vegas
来ました来ました、マイ・モスト・フェイバリット『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム監督の新作。カンヌでは「ギリアムのファン以外にはキツい」という評だったようだが、てことは、ふふふ、雇われ監督に徹した前作『12モンキーズ』とは一線を画す、原液のギリアムテイストを味わえそうだ。邦題はもうちょっと何とかしてもらいたかったが、ともあれ楽しみ。ちなみに主演は「デプ夫くん」ことジョニー・デップ(「こと」じゃないって)。『12モンキーズ』ではブラッド・ピットを起用したりなんかして、ギリアム監督妙に2枚目づいてます。次回作はディカプリオだったりして。
菊次郎の夏
北野武監督の新作。あまりに映画らしい映画を撮るこの監督が、どんな作品を仕上げてくるか。
ホーホケキョとなりの山田くん
高畑勲監督は『じゃりン子チエ』('81)など、長いマンガ原作を劇場映画にまとめる手腕にたけている。今回も職人芸を見せてくれるか。
『セレブリティ』Celebrities
コンスタントに佳作秀作を出してくれるウディ・アレン監督の新作。ディカプリオはこれに出演。この邦題、単数変換のえじきにされてしまってます。そろそろこの伝統も打破してもらいたい(もっといえば、日本語を駆使して粋な邦題をつけてほしいですが、商売上それも難しいのかも)
シン・レッド・ライン』the Thin Red Line
テレンス・マリック監督は20年前('78)に『天国の日々』というあまりに美しい作品を撮っている(撮影監督はネストール・アルメンドロス)。第2次大戦のガダルカナルを舞台にしたこの新作も、予告編を見た限りではなかなかの映像派なようだ。『ER』のジョージ・"ダグ・ロス"・クルーニーも出てます。

このほか、ジョン・カーペンターの『ヴァンパイア最後の聖戦』、ジョン・ウォーターズの『Pecker』、サム・ライミの『シンプル・プラン』など、B級監督も頑張ってます。デビッド・クローネンバーグも『イグジステンス』なる新作を用意しているようで、これも楽しみ。さて、何本観られますか。