手品の面白さ
テレビで手品をやっていた。鮮やかで意外な結末に、大いに楽しませてもらった。
手品を面白いと感じるポイントは、指先のテクニックではないようだ。手品の始まりで提示される状況とその展開、そして意外な結末という一連の流れが大切なのであって、テクニックが優れていればそれが優れた手品になるわけではない。きちんと仕込みをして観客の想像力を適切に刺激し、最後にはどう意外かを十分理解できる程度に意外な結末を迎える手品でないと、技術的にすばらしくても面白くはない。
アクションシーンばかり続く映画よりも、じわじわと適切な伏線を重ねて、最後に爆発させる映画のほうが面白いようなものかもしれない。
マギー司郎のネタに、縦縞のハンカチをくしゃくしゃに丸めて広げると横縞になっちゃったー、という、手品ともいえないような手品がある。でもこれはこれで十分意外なオチであって、話術の巧みさもあってとても面白い。
テレビの手品には、客が引いたトランプのカードを当てるものが何度も出てきた。でも見せ方がそれぞれ工夫されていて、「あなたが引いたカードはこれでしょう!」が提示されるたびに驚くし、そこが楽しいと思う。もしかするとタネは共通なのかもしれないが、だからつまらないということにはならないのだった。
液晶モニタも購入
ソニーの17インチ液晶モニタ、SDM-X73(ASIN:B0000AU3YL)を購入。アナログ2系統、DVI1系統、スピーカーつき。
家のデスクトップマシンは今までCRTモニタであって、外付けスピーカーもいらなくなったため、パソコン周りがすっきりとさわやかになった。家のメインマシンであるThinkPad s30でも会社でも、ずっとXGA生活を送っているから、SXGAの解像度はひろびろである。
またしてもCLIE購入
しかも中古。しかも今使っているPEG-SJ33Wよりも前の機種、PEG-T650Cである。
PEG-SJ33を買ったのは…2003年7月4日(d:id:Imamura:20030704:p1)。このときは、それまで使っていたPEG-N700Cのバッテリのもちが悪くなったため、その時の最新機種を買ったのだった。
それから約2年。今回T650Cを買ったのは、SJ33の具合が悪くなったからではない。調子はすこぶる良く、機能上の不満はない。のだけれど、22mmの厚みがどうにも気になってきていたのだった。今回買ったT650Cは厚み12.5mm。SJ33と基本的な仕様は同じで、この薄さは貴重だ。
T650Cはバッテリが非力で、音楽の再生可能時間はディスプレイをつけていると1.5時間しかない。CLIEを音楽プレーヤーとして使っていた頃ならば、とても我慢できなかっただろう。今は音楽はH120(iHP-120)で聴いているので、通常使用で10日間使えるのであれば十分のはず(SJ33の使用可能時間は17日間で、十分すぎるくらいと感じている)。
現行機種のPEG-TH55(ASIN:B0001IXUI0)も考えたが、185gという重さではちょっと考えてしまうのと、PalmOS 5の互換性が調査不足もあってちょっと心配。Navin’ You Pocketがバンドルされていないのもマイナス。なによりTH55は39800円だが、中古のT650Cなら約13000円ですむ。
そんなこんなでT650C。自分にとっては都合5機種目である。買うたびに落ち着いてきて、ますます空気のようになってきた。この日記ではPalmネタが1年以上出てきていなかったが、毎日便利に使っている。意識には上ってこなくても、なくては困るCLIEである。
雨、曇り
- 2005年5月6日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2005/05/06