はてな用Wikiをどう使うか2
d:id:Imamura:20040211:p2の続き。[これまでのあらすじ]有志によってはてな外に作られた「hatena's Wiki」に、「はてなダイアリーへの要望」への言及リストを作り始めた。しかし、直後に過去すべての言及日記を見ることができるようになったため、より有用なリストを作る必要が出てきた(上の記事はここまで)。
そして実際に、要望の概要と現在の対応状況まで、簡単に盛り込んだリストをWiki上に作り始めた。これは、id:smoking186さんとの共同作業といったあんばいだ。
しかし、はてな用Wikiは運営方針がはっきりしてこない。それに、完全な言及リストを作れるのであれば、外部のWikiを使わなくてもよいのではないかと思い始めた。言及リストをこれまで外部で作ってきたのは、その時点で作れるリストの完成度が低くならざるを得なかったからだ。はてなのキーワードに登録するからには、ある程度しっかりした内容でなければならない。そして現在、きちんとした言及リストを作れるようになったのなら、はてなのキーワードを作ってしまってよいのではないかと思い始めている。
Wikiで続けるにせよ、キーワードにするにせよ、いま作りたいリストのアイデアは、要望への言及リストだけだ。これのためにWikiに今後も参加し続けるかどうか。もう少し考えたい。
Wikiや「言及リスト」のキーワード化について、ご意見あればぜひお願いします。
(id:mutronixさん/id:mittyさん/id:yukattiさんへリファを送っておきます)
逆転裁判
今頃、最初の『逆転裁判』をプレイ中。3話(「逆転のトノサマン」)の第1審完了まで。
手持ちの材料ではどうにもならないところで、やむなくのるかそるかのハッタリをかますと、新事実が出てくる。論理上は行く必要のない場所へ行くと、意外な会話が出てきたりする。
つまりこれは推理ゲームではなくて、『オホーツクに消ゆ』のような伝統的なアドベンチャーゲームなのだな。でも演出はお約束なところも含めて、なかなか軽快で楽しい。
フォーン・ブース
池袋の新文芸坐で観る。
ニューヨークのマンハッタンで、軽薄なメディアパブリシティ屋がたまたま入った電話ボックス。電話を終えたところ、その公衆電話に電話がかかってきたのでつい取ってみたら、「この電話を切ったらお前を撃ち殺す」と言われてしまう。さてどうする? という話。こういうシチュエーションものは好きだ。
しかし観終わってみると、限定状況のワンアイデアものとしては、もうちょっと脚本をがんばってほしかった印象。
こういうタイプの話は、主人公と犯人との知恵比べであると同時に、制作者と観客との知恵比べでもある。「なぜわざわざそういうことを?」「この方法のほうがよいのでは?」と思うところがいくつかあった。
それに結果を見ると、主人公にとって犯人が、感謝すべき救い主になってしまっている。『ファイト・クラブ』の薬局のエピソードと同じで、この主人公は暴力的な方法によって、むりやり魂を解放させられる。悪人であるはずの犯人は、その点において「いい人」になってしまっているのだ。そして、そのことについて主人公はどう思っているのか知りたかった。
『ゴースト・ドッグ』のフォレスト・ウィテカーが、実直な刑事の役で出ているのを見られたのはよかった。
晴れ、春めいた陽気
- 2004年2月20日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2004/02/20