【元記事:裁判』終了:d:id:manpukuya:20040305:1078412400】
d:id:Imamura:20040220:p3で書いた、アドベンチャーゲームゆえの不自然さはところどころに見えたけれど、キャラクターは誰もが個性的で、ライトノベルのような軽快さで楽しむことができた。
ストーリー中、一番驚いたのは主人公が「実は○○のことを知ってるんだ」と、プレイヤーが知らないことを語り始めたところ。一人称の小説で、主人公が自分の秘密を作中で明かす、という手法(この手法、名前はついているのだろうか)。ミステリでは常套なのかもしれないけれど、いい感じのめまいを覚えた。
そしてこのゲームのすばらしいところは、「異議あり!!」「待った!!」「くらえ!!」の文体を作り上げたことだろう。一度このゲームで遊ぶと、どこかでこういうセリフを使いたくなる。いや、プレイした人のほとんどが、このセリフを実生活で使ったことがあるはずだ。それはこれらのセリフを使うことが気持ちイイからで、『逆転裁判』はそのようにプレイヤーに実感させる作りになっているということだ。
さて、これで公式サイトに掲載されていて好評の制作裏話「巧コラム」を読むことができる。といっても読めるのは第一作のぶんだけで、『2』『3』のコラムを読むのはプレイしてからのつもりだから、まだまだ先のことになりそうだ。