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Y-1打ち上げ前ブリーフィング

今日は15時半から、種子島宇宙センターの竹崎観望所にて、H-IIBロケット3号機の打ち上げ前ブリーフィングがありました。

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竹崎観望所は種子島の南東端にある種子島宇宙センターの、さらに南東端にあります。(※種子島の最南端は宇宙センターではなく門倉岬です)

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ブリーフィング前の13時に、打ち上げ時刻は21日の午前11時6分18秒と発表されました。

打ち上げ時刻はこれまで、21日の午前11時18分とされていました。これは半年くらい前の国際宇宙ステーションISS)の軌道をもとにしたものでした。

ISSの高度はわずかな空気抵抗でいつも少しずつ落ちてきていて、ときどきスラスターを噴いて高度を戻しています。昨日その「リブースト」が行われ、その結果の軌道をもとに11時6分18秒と算出されたとのことです。

なお打ち上げが延期された場合、打ち上げ時刻は1日ごとに24分早まっていくとのことでした。これはISSの軌道が毎日ずれていくのに合わせているそうです。

今日発表の資料

(プレス向けに配付された資料は上とは違うものでしたが、書かれている内容は基本的に同じでした)

質疑応答

簡単な書き起こしをはてなブログに上げました。

今日の写真

プレスルームの座席配置。宇宙作家クラブの机は左端にあります。そのすぐわきの扉は屋外の階段から観望所へ行くもので、人が通るたびに外の熱気がむわっと押し寄せる、ちょっとつらい場所を割り当てられてしまいました。

よく見るとパナソニックGoogleコニカミノルタプラネタリウムなども取材に来ていることがわかります。

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Y-1ブリーフィング後に河内温泉センターでさっぱりしてから、西側の海沿いの道を戻りました。ちょうど日没の時間帯で、きれいな夕焼け雲を堪能しました。でも打ち上げの日は快晴でいいんだぜ!

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なお、ロケット打ち上げ執行主任の宇治野功さんにいわく「今回は打ち上げ直後に雲に入ってしまうかもしれませんので、打ち上げの瞬間をよく見ておいてください」だそうで、21日の天気予報は昨日は「曇りときどき晴れ」だったのが今日の夕方時点で「曇りときどき雨」になってしまいました。むむむ。

明日は19時半に機体移動が行われます。世界一大きい一枚扉を持つロケット組み立て棟(VAB)からH-IIBロケットが立ったまましずしずと射点へ移動していきます。例によってNVSがネット中継するでしょう。

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