シリコンバレー101 第54回(山下洋一)Alto誕生から30年、道具として未完成の道に迷い込んでいるパソコン(MYCOM PC WEB・03/10/14付)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/10/14/03.html
MacintoshのGUIをデザインした人による講演の記事。コンピュータは便利になった、使いやすくなったと言われるけれど、もっと根本的な「使いやすさ、わかりやすさ」を向上させることができるはず、という話。最近のコンピュータにはわくわくするものがないし、その手の話もよく出てはくるけれど、ときどきはこういう話題を復習しておきたい。
なおこの講演は、スタンフォード大学でのビンテージパソコンのフェスティバルの中で行われたそうで、Altoのほかアルテア8800など、古いパソコンが展示、販売されたとのこと。写真も出ている。わくわく時代のパソコンの姿を、久しぶりに見るのもいいかも。
Windows XPでのファイル名の表示順序を変更する(@IT・ネタ元:d:id:wireself:20031014#1066124607さん)
Windows XPでは、エクスプローラにおける表示順の決め方が変更されているという話。「8」「9」「10」という3つのフォルダがあった場合、今までは「10」「8」「9」の順序に並んだが、XPでは「8」「9」「10」という順に並ぶ。これまでは、フォルダ名の1文字目にだけ着目して並べられていたが、XPは数字全体の大小を判別して並べてくれる。
ああマイクロソフトよ、またそういう細かいおせっかいを。そりゃ初めてのパソコンがXPという人には、新方式のほうがわかりやすいかもしれない。しかし、一度でも「10」「8」「9」の並びを作ったことがある人なら、「08」「09」「10」のように桁数を揃えるよう心がけていることだろう。「そういう気遣いはいらなくなったヨ」と言われても、考え方はすぐに変えられるものではない。
こういう変更がいつの間にかされているというのは、いかにもマイクロソフトらしい。
曇り
- 2003年10月15日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2003/10/15