(編集中)
中継録画
- 【放送予定】 6月26日15:30~ 観測ロケットMOMO4号機に関する記者会見 | NVS-ネコビデオ ビジュアル ソリューションズ-(http://blog.nvs-live.com/?eid=587)
ファウンダー堀江貴文氏より
先日5月4日にMOMO3号機の打ち上げに成功した。3号機と同じスペックのMOMO4号機についてスポンサーさん、関係各社さんを発表します。
先日の打ち上げから2か月ほどということで、地元自治体などから「そんなに早いの」と反響をいただく。
機体はMOMO3号機の予備部品として用意されていたもの。とはいえ実験機の範疇ではない。量産化すればもっとたくさん上げられるだろう。
5号機以降もわりかし早く打ち上げられるのでは。
4号機は3号機と同じ仕様だが、本格的なサブオービタル商業化になり大きなこと。ぜひ成功させたい。
収益性が高い事業になるだろう。
軌道投入機のZEROについてもMOMO3号機の成功を受けて開発は順調。注視してほしい。
登壇者紹介
稲川社長からMOMO4号機について
インターステラテクノロジズは本社が北海道の大樹町。東京支社として浦安に工場。23人で開発。集合写真は3号機のときのもの。
宇宙事業の2つの柱
- 観測ロケットMOMO
- 2019年5月、3号機が宇宙到達
- 超小型衛星打ち上げロケットZERO
- 2022年~23年打ち上げ予定
打上げ実績(2011年3月~北海道大樹町)
14回打ち上げを行い実績と経験を積んできた
打上げ実績:MOMO初号機
2017年7月30日打ち上げ。結果は部分的成功
3号機の打ち上げ動画
5月4日打ち上げ。早朝5時40分の朝焼け。初日は3,500名見学。打ち上げ時は1,500名程度が見学に来た。
北海道の形がはっきりわかるところまで上がった。
打上げ実績:MOMO3号機
結果:成功
北海道大樹町が民間初のロケット射場に。
最高高度は113.4キロメートル
MOMO3号機は何ができたのか
世界では
- 民間単独で宇宙空間到達企業は8社目
- 液体ロケットと姿勢制御で宇宙へ到達した企業では4社目(先行する3社はスペースX、ブルーオリジン、ロケットラボ)米国以外では初
MOMO4号機概要
4号機用のスポンサーをデザインした機体。
MOMO4号機スポンサー
MOMO4号機正式名称
「ペイターズドリームMOMO4号機」
ネーミングライツ(機体の命名権)
(株式会社paters社長から)
打上げに関わることができ光栄。プロジェクトに参加できワクワクしている。
ペイターズはマッチングアプリ。2年で40万人。
ペイターズがなぜロケット? →幼少期を種子島で過ごしている。打上げのたびにロケットの行方を見守る人々をみてきた。ロケットは夢や希望を与えられるとわくわくしていた。
宇宙のあこがれは強かったが、こういう形で宇宙に関わるとは考えたこともなかった。こういうお話があり参加したいと思い支援に至った。
これまでいろいろな人に助けられた。感謝している。ペイターズで出会い夢をかなえる人がいることを願ってこのように名前をつけた。
自分自身楽しみにしている。
機体スポンサー
フェアリング部分
- 実業家丹下大氏(今日は欠席)
- 機体に「宇宙(そら)にシフト!」と掲載
- 打上げボタンを押していただく予定
タンク部分
(OWNDAYS社長から)
タンクにOWNDAYSと載せてもらうことになった。
OWNDAYSは眼鏡の製造販売を行っている。国内より海外の方が伸びている。世界12か国で展開。今度の沖縄が300店舗目。記念に花火を打ち上げられればと思っていたところにMOMOのお話をいただき参加することに。
以前からインターステラテクノロジズに少し出資させていただいていた。今回は会社として出資。
弊社商品で宇宙船に使われている素材、熱に強く弾力性があり折れにくい。これを使った眼鏡が主力商品。この眼鏡を宇宙へ持って行ってもらう。遊び心のある企画とともに。
打ち上げまで日がない中、インターステラテクノロジズの方は「下町ロケット」を地で行くようなところ。そこに相乗りさせていただき、できなかったことを実現させるのに乗っからせてもらい興奮している。
この4号機に限らず今後も協力、支援していきたい。
(稲川)わたしのこの眼鏡もそれです。打ち上げ日は後日。
ペイターズドリームMOMO4号機で挑戦する7つのミッション
MISSION1:宇宙から折り紙飛行機を飛ばしたい
- 株式会社キャステム代表取締役社長戸田拓夫氏発案のプロジェクト。
MOMO4号機が高度100キロの宇宙空間まで折り紙飛行機を運び放出。地表まで飛行、降下します。
折り紙飛行機の宇宙空間からの放出は世界初。
キャステム戸田氏より:
宇宙から紙飛行機を飛ばす構想は40年前から。東大航空宇宙の時代から。採択されたこともあるが実現せず。
堀江さんに会い話したところ乗っていただいた。キャステムは1,100人ほどの部品会社。
自分が持っているスペースシャトル型の飛行機…折り紙で作ってゆっくり大気圏突入を予定していた。しかし発射できる穴が直径2センチしかないとのことで扇子型の飛行機とした。閉じた状態で穴から押し出される。開いて滑空を始める。
工場で昨日実験も行い問題なかった。
企画への賛同者の名前や戦争のない世界への願いなどを記載。地上で拾った人に賞金を出せればいいのだが。
格好はよくないかもしれないが今までにない新しい紙飛行機を考案した。MOMO4号機から3機放出。下りてくるとしたら地球の表面積の1/3が陸地なので1機地上に降りたらいいなと。
民間ロケットの中で紙飛行機を採択していただき感謝している。
(稲川)民間企業ならではの企画というところが重要。機構の実験も行っている。時間がなく大きな放出機構は作れなかったがこのようなものを。
地上帰還する実験装置の可能性もある。
クラウドファンディングに支援していただいた方の名前を掲載する。7月10日いっぱいまで。
クラウドファンディングには追加のリターンを決定。折り紙飛行機に広告を入れられる。1機分100万円。
MISSON2:日本酒でロケットを打ち上げたい
ロケットの燃料として日本酒を使う。
平和酒造より:
3号機の打ち上げで宇宙へ行くのを見て感動した。よかったらロケットに入れて飛ばそうと話をいただいた。世界初のお酒で飛ぶロケット。そこに日本酒が使われる。
先端技術、世界初であるところに価値を感じた。平和酒造はチャレンジングな酒蔵として知られている。世界初にぜひ挑戦したい。
単にお酒を燃料にして飛ばすのは面白くない。
人間にとってお酒は燃料だがロケットの燃料にするだけではストーリーとして面白くない。お酒を原価で出し、利益をスポンサー費用にしてもらう。飲んでいただいた人がみなロケットのスポンサーになれる。文字通りの一口スポンサー。国産ロケットを日本のお酒でみんなで飛ばしましょうということ。
このお酒は、次のロケットも「きっと宇宙(そら)へ」行くでしょうということで「紀土空へ!!」という名前にした。
(稲川氏から)我々のロケットはアルコールを燃料にしている。酒を原料にした燃料を使ったロケットは調べた限り世界初。クラウドファンディングのリターンにも「紀土純米大吟醸 宙へ!!」がある。
MISSION3:宇宙で音をとらえたい!
(高知工科大学山本氏)
MOMO2号機から関わらせてもらった。なるべく早く実験したくリスクを取ってやってきた。我々のこのマイクは音を録る。2号機が地上で燃えたときも音を録っていた。爆発規模などをはかることができた。音は環境にありふれたものだがうまくすることで科学になる。
火星に着陸したとき表面でどういうことが起きているか調べる。着陸地から先のところでなにかガスが出たとか、そういう音をとらえたい。まずはこういうロケットで。
3号機が成功して、その中でもマイクはきちんと作動した。この予備機は2台。冗長系で1つ壊れても大丈夫なように。また特性をそれぞれ少し変えている。
前回音が足りないとわかったのでブザーを追加。
3号機の結果がある中ですぐに次ができるのがよい。比較実験が大事。自分たちだけでは費用を出せないような実験ができる。スポンサーのみなさんに感謝したい。
マイクでインフラサウンド、人間に聞こえない重低音を録る実験。雷や崖崩れ、地震や津波などで発生。それを測ることで防災につなげたい。上空を伝わる音を調べる実験。
MISSION4:コーヒーを宇宙に飛ばしたい!
代表がコロンビアに行っているため自分が代わりに来ている。この話を初めて聞いたのは2週間前。ロケットのことは何も知らなかったため「なぜ宇宙へコーヒーを飛ばすのか?」と代表の言葉を解釈しようと努力。
世界一高価なコーヒーと世界一高い点数のコーヒーを扱う。
でも誰も知りませんよね。茨城で出しているかそれをわざわざ飲みに来る人はいない。世界一のコーヒーを宇宙へ飛ばしたいと社長に言われて否定できない。世界初のことに載せてもらうのはすごいと思っている。
会場で飲んでもらっているコーヒー。1杯1万2,000円。まだありますよ。そういうことをやっている会社があることを知らせたく茨城から来た。
茨城にはつくばの街がある。そこが発展するのを見ていた。発展の夢がないとモチベーションが上がらないと思っている。
MISSION5:ハンバーガーを宇宙に届けたい!
GROSEBAL代表から:
3号機は「とろけるハンバーグ」だったが今回はチーズバーガー。前回自分たちの商品が宇宙へ行ったことに感動、「次も必ず応援します」と言ったら早いスパンで次があると聞き、社内でも少しもめた(笑)。今回も応援することになった。
3号機は夢とロマンを応援したいからということで、堀江さんからも「民間ならではの発想」と。世間でも評判に。次はもっと面白いことを。
GROSEBALはハンバーガーのデリバリーをやっている。惑星間へロケットを飛ばすのにならって「とろけるチーズハンバーガー」を宇宙へ送る。
これは大樹町産のチーズを使っている。クラウドファンディングのリターンにも追加(今日から)。
みなさん宇宙への思いがあると思う。自分の思いが乗ったものが宇宙へ飛び立つ。ぜひ僕らの思いを共感していただいて、次のとき多くのスポンサーが集まることを祈っている。
MISSION7:ひふみろを宇宙に連れていきたい!
(稲川氏から)
2号機、3号機でサポートしていただいたレオスキャピタルワークスのマスコット「ひふみ」のぬいぐるみをロケットに搭載。
ヘリウムタンクに搭載済み。フェアリングの下。
クラウドファンディングのリターンにも。
今後の流れについて
メディア向けの機体公開会見
- 日時:7月4日(木)10:00~12:30
- 場所:大樹町宇宙交流センターSORA
ここで射場運営会社の立ち上げについての会見も。打ち上げ日はこのときに公開。
ISTがいただいているご支援の仕組み
個人
- 各プロジェクト:クラウドファンディング
- プロジェクト横断:なつのロケット団ファンクラブ(会員数337名)、大樹町によるふるさと納税活用のクラウドファンディング(累計寄附額64,717,000円)
法人
- 各プロジェクト:機体スポンサー、ネーミングライツ(命名権)
- プロジェクト横断:みんなのロケットパートナーズ(丸紅、レオス・キャピタルワークス、日本創生投資、キャステム、ユーグレナ、バスキュール、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、北海道大樹町など)、出資等
質疑応答
テレビ朝日報道ステーションもりかわ:紙飛行機の搭載について、どうしてそうしようと思ったのか
堀江:戸田さんから「宇宙から紙飛行機を飛ばしたかった、一時はうまくいきそうだった」という話を聞いて「じゃあうちのロケットで上げましょう」と。うちはフレキシブルにやれますよということをアピールしたい。国だと反対派が出てきたりする。利害関係者が多いと反対意見も聞かないとねになって難しい。
うちのロケットはいいと思えばすぐできます、渡りに船だから「やりましょう」と提案。
キャステムは鋳物の部品は高品質で安く作れるところなのでそちらでもコラボレーション。
宇宙へ上げたものの再回収はいつかはやらなければならないこと。撮影した動画を記録したメディアの回収など。
僕が言い出したことで現場の人たちは
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