ジオスペース探査衛星「あらせ」観測成果に関する記者説明会

ジオスペース探査衛星「あらせ」の観測成果について説明会を行います。「あらせ」は平成29（2017）年3月の定常観測開始以降、着実に観測成果を積み重ねています。

今回の説明会では、これまでの「あらせ」による科学成果の概要として、米国学術誌Geophysical Research Lettersに掲載された論文から特筆すべき成果である4つの論文を中心に、ご説明させていただく予定です。

ジオスペース探査衛星「あらせ」観測成果に関する記者説明会（19/1/24） | ファン!ファン!JAXA!

日時

• 2019年1月24日（木）14:00～15:00

登壇者

• JAXAジオスペース探査衛星プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ JAXA宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 准教授　篠原育
• JAXAジオスペース探査衛星プロジェクトチーム プロジェクトサイエンティスト 名古屋大学 宇宙地球環境研究所 教授　三好由純
• 金沢大学 理工研究域電子情報通信学系 准教授　尾崎光紀
• 名古屋大学 宇宙地球環境研究所 研究員　栗田怜
• 中央研究院天文及天文物理研究所 客員研究員　風間洋一
• JAXA宇宙科学研究所 宇宙航空プロジェクト研究員　松田昇也

関連リンク

• ジオスペース探査衛星「あらせ」（ERG）
• ジオスペース探査衛星（ERG）（宇宙科学研究所）

中継録画

配付資料

• ジオスペース探査衛星「あらせ」観測成果に関する記者説明会（19/1/24） | ファン!ファン!JAXA!（http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/detail/13886.html）
  • 【PDF】「あらせ」衛星によるジオスペースの新しい描像（2019年1月24日）

「あらせ」衛星のミッション目的と現状

ジオスペースとは?

ジオスペースに発生する現象

なぜ、ジオスペース現象を研究するのか?

本日の発表のポイント

最も高いエネルギーと最も低いエネルギーの粒子

宇宙嵐時のヴァン・アレン帯変動はどのように起こるのか?

これまでの代表的な考え方

ジオスペースにおけるプラズマの波の役割

「あらせ」によるジオスペースの新しい描像

プラズマの波によってジオスペースの電子が大気へと降り落とされる

プラズマの波によってジオスペースにヴァン・アレン帯の高エネルギー電子が生まれる

Geophysical Research Letters誌に掲載の論文

脈動オーロラの多様な時間特徴を明らかにするコーラス波観測

コーラス波による急速な電子加速の瞬間

プラズマ圏の局所的な電子低密度領域における静電波放射

ヴァン・アレン帯消失を引き起こす「イオン波」の空間分布を解明

Geophisical Research Lettersとジオスペースの音

Geophisical Research Lettersホームページ

Initial results of the ERG (Arase) project and multi-point observations in geospace: Geophysical Research Letters（https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/toc/10.1002/(ISSN)1944-8007.ARASE1）

ジオスペースが奏でる音（ERGサイエンスセンターホームページ）

Sound - ERG Science Center（https://ergsc.isee.nagoya-u.ac.jp/outreach/sound.shtml.ja）

参考資料

いくつかの用語の解説

精密な電磁波観測を実現できた「あらせ」衛星の技術

サイエンスチームに参加いただいている研究機関について