あるメーカーの研究所は広い敷地の中に手つかずの自然を残している。ふだん一般の人は入れないが、桜の季節だけ関係者向けに公開される。ご縁があって入れていただくことができた。
都内の桜はおおむね満開なのに、ここのは8分咲きくらい。自然が多くて都市の熱が来ないぶん、気温が低いのかもしれない。
広場にところどころ生えていたタンポポは茎が短く、がくの部分が広がっていない。これはニホンタンポポだ。
タンポポの種は風で飛ぶイメージがあるが人の服にくっついて移動することが多い、ここは人の出入りが少ないため外来種のセイヨウタンポポが入ってきておらず、こうして在来種が残っているのだという話だった。
研究所の建物も昭和40年代ごろの味わいがいい感じ。
貴重なものをいろいろ拝見できて眼の福でした。ありがとうございました。
(4月8日記)