3TBのHDDを買ってきて、うきうきしながら今のHDDの内容をそのままコピーしようとしたら2.2TBまでしか認識されなかった。ブートドライブとして使うのはあきらめ、データ置き場として使うことにした。
![Western Digital Caviar Green 3.5inch Intelipower 3.0TB 64MB SATA6.0Gbps WD30EZRX Western Digital Caviar Green 3.5inch Intelipower 3.0TB 64MB SATA6.0Gbps WD30EZRX](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51UsRlUVe3L._SL160_.jpg)
Western Digital Caviar Green 3.5inch Intelipower 3.0TB 64MB SATA6.0Gbps WD30EZRX
- 出版社/メーカー: WESTERNDIGITAL
- メディア: Personal Computers
- 購入: 4人 クリック: 140回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
3TBのHDDはいま1万円を切って手頃になりつつある。しかし単に容量が大きいHDDと考えて買ってくるのは危険である。システムが対応していないと、2TBまでのHDDと同じようには使えない。
詳しくはこの記事に。
- ASCII.jp:3TB HDDはPCを選ぶ!? 確実に使える環境やテクを一挙紹介|これでアナタも“トリリオネア”? 今から買うなら3TB HDD!(http://ascii.jp/elem/000/000/627/627704/
)
- 特集記事全体の目次はこちら:ASCII.jp:これでアナタも“トリリオネア”? 今から買うなら3TB HDD!(http://ascii.jp/elem/000/000/627/627908/
)
まとめるとこんな感じ。
- 3TB全体を1つのブートドライブとして使えるWindowsは64bit版のWindows VistaとWindows 7のみ、それもマザーボードがUEFIに対応していなければならない。UEFI対応はBIOSアップデートでできるようなものではない
- データストレージとして使う場合でもWindows XPではいろいろ苦労がありそう
- ベアドライブを外付けのHDDとして使えるようにするHDDケースも、3TB対応をうたっていないものは2TBまでしか使えないと思うのがよさそう。ファームウェアのアップデートで対応するHDDケースも
HDDのフォーマットはコントロールパネルの「管理ツール」−「コンピュータの管理」から行う。というと簡単そうだが「管理ツール」を見つけるのがひと苦労だった。
「管理ツール」はWindows Vistaでは「コントロールパネル」を「クラシック表示」にしたときだけ出てくる。スタートメニュー内にも表示されず、スタートメニューの検索でやっと見つかる。(ログオンしているユーザー名が「Admisitrator」だと出るのかも)
もしくはエクスプローラで「デスクトップ」−「コンピュータ」−「(システムのドライブ)」−「ProgramData」−「Microsoft」−「Windows」−「スタートメニュー」−「プログラム」−「管理ツール」とたどると見つかる。パスでいうとCドライブなら「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Administrative Tools」。
「コンピュータの管理」ツールの「記憶域」−「ディスクの管理」からHDDをフォーマットする。3TBのHDDのフォーマットには推定で8時間くらいかかった。これはフォーマットを始めてから進行状況として「1%」が表示されるまでけっこう時間がかかるレベル。
Shuttleのベアボーンでのメモ
我が家のベアボーン、SG31G2(→製品紹介ページ1/製品紹介ページ2
)で3TB HDDを使おうとした際の覚え書き。
SG31G2には5インチベイが1つ、3.5インチベイが2つある。今まで5インチベイにはDVD-Rドライブ、3.5インチベイにはマルチカードリーダーと2TB HDDが入っていた。さらに外付けのケースに1TB HDDを入れてつないでいた。
DVD-Rドライブは調子が悪く、MacBook Airでディスクを焼くことも考えて外付けのDVD-Rドライブを買った。最近の外付けドライブはノートパソコン用のドライブを転用していてコンパクトだし、ACアダプタつきのUSBハブにつなげばケーブル1本で動作するものが主流である。
![BUFFALO Boostケーブル搭載 ポータブルDVDドライブ シルバー DVSM-PC58U2V-SV BUFFALO Boostケーブル搭載 ポータブルDVDドライブ シルバー DVSM-PC58U2V-SV](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/416Yut8cxSL._SL160_.jpg)
BUFFALO Boostケーブル搭載 ポータブルDVDドライブ シルバー DVSM-PC58U2V-SV
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2011/03/12
- メディア: Personal Computers
- 購入: 7人 クリック: 85回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
またカードリーダーはSDカード部が2GBまでしか読めないタイプで今となっては使い勝手が悪い。これまた外付けのカードリーダーをおもに使っている。
内蔵用DVD-Rドライブとマルチカードリーダーを外してベイが2つ空いた。マザーボード上にはSATAコネクタが3つある。じゃあ外付けにしている1TB HDDと買ってきた3TB HDDを中に入れてしまおう。付属のSATAケーブルは1本だけだから、SATAケーブルを2本と、3.5インチのHDDを5インチベイで使うためのマウンタを買えばよい。SATAの電源コネクタは足りている。
ショップのケーブル売り場に来てびっくりした。いろいろな長さのSATAケーブルがある。15センチ、20センチ、30センチ、50センチといった具合。またコネクタのつき方も「片方L型(下向き)」などさまざまだ。色も数種類ある。ベアボーンに付属のケーブルはオレンジ色で長さ50センチ、コネクタは両側ともストレートだった。しかしケーブルの取り回し方次第では、30センチのケーブルでも使うことはできそうだと感じた。
SG31G2のSATAはSATA 3Gb/s(SATA II)。買ってきたHDD、WD30EZRXはSATA 6Gb/s(SATA III)だけれどこの環境では遅いのでがまん。ケーブルだけでもと6Gb/s対応のにした。
![サンワサプライ シリアルATA3ケーブル 0.5m TK-SATA3-05 サンワサプライ シリアルATA3ケーブル 0.5m TK-SATA3-05](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/412xZsTy94L._SL160_.jpg)
サンワサプライ シリアルATA3ケーブル 0.5m TK-SATA3-05
- 出版社/メーカー: サンワサプライ
- メディア: Personal Computers
- 購入: 7人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
5インチベイと3.5インチベイの前面はふさぐためのベゼルを戻した。ベゼルを固定するインチネジ(ミリネジと比べてねじ山が広め)は実はほかとちょっと違って、ネジの頭部が平らになっている。このネジでないと、3つのHDDを取り付けたシャーシを組み込むときネジの頭が本体と干渉してしまう。これに気づくまでうんうんやってしまった。
それはそれとして、3TB HDDはこのベアボーンで2TB+1TBのように認識されることもなく、無事ひとつの3TBドライブとして認識された。これで2TB、3TB、1TBの6TB運用となった。書いてみて改めて、すごいことになったなーと思ったりして。筐体は前面がふさがれ、外付けのHDDもなくなって見た目にすっきりした。
1TBのHDDには以前のシステムが入っている。複数のHDDにシステムが入っているとき、どのHDDから起動するかはBIOSで設定する。
SG31G2マシンの歴史
- 組み上げ(2008年5月)…「マシン環境が満身創痍→新マシン導入」(d:id:Imamura:20080510:pc
)
- 120GBのHDDを1TBに(2009年8月)…「PCのHDDの内容をそっくり大きなHDDへ移した話」(d:id:Imamura:20090831:HDD
)
- 1TBのHDDを2TBに(2010年9月)…「パソコンの中を大掃除」(d:id:Imamura:20100910:HDD
)
- CPUをCore 2 Quadに(2011年6月)…「起動ディスクになるUSBメモリやSDカードを作る話」(d:id:Imamura:20110628:bootableusb
)
- 3TBのHDDを購入(2011年9月)…「3TBのHDDを買った話」(d:id:Imamura:20110901:HDD
)