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起動ディスクになるUSBメモリやSDカードを作る話

我が家のWindows Vistaマシンが動画の再生において心もとなく、CPUを交換すべく買ってきた。Core 2 Quad Q8400(2.66GHz)で14000円。今まではCore 2 Duo E6750(2.66GHz)。なーんだ同じクロック速度ですかと思うなかれ。2コア(Duo)が4コア(Quad)になるのだからコンピューティング能力的には倍になるようなものだ。実際交換してみたらだいぶ速くなった。HD動画をVLCで倍速再生するとき、今までは1.3倍くらいにするともうコマ落ちしていたのが3倍でも大丈夫に。これはうれしい。たのもしい。

Core 2 Duoでマシンを組んだときの日記

さてこの新しいCPU、うちのShuttleのベアボーン(SG31G2 V1.2→製品紹介ページ)ではBIOSをアップデートしないと使えないようだった。BIOSのアップデートがけっこう大変だったので、後に続く人のために記録しておこうと思う次第。

BIOSをアップデートするツールは、Windows上ではなくDOSフロッピーディスクなどから起動して使う。しかしフロッピーディスクドライブなどもう持っていない。じゃあどうするか。USBメモリやSDカードを起動ディスクとして使うことになる。

SG31G2のサポートサイトにはこういうページがある。

ここには「起動可能なUSBメモリフラッシュメモリを用意します」「AWDFLASH toolをダウンロードしてきてこうします」と書いてある。なんだ簡単そうじゃない。でも起動可能なメモリを作る方法や、AWDFLASH toolをどこでダウンロードできるのかは書かれていないのだった。

いろいろ検索して、起動可能なメモリを作る方法はここでわかった。

「AWDFLASH tool」はSG31G2向けのダウンロードページ(http://global.shuttle.com/products/productsDownload?productId=646)の中の「Utilities」にあった。わかりにくい。

さて、起動可能なメモリを作ったらそちらから起動するようにしたい。この方法がまたちょっとトリッキーだった。

SG31G2が採用しているAward BIOSの場合、「最初にブートするデバイス」の設定を「USB-ZIP」や「USB-HDD」などに変えてもHDD内のWindowsが起動してしまう。「Hard Disk」メニュー内に、HDDとUSBメモリのどちらを優先して起動させるかの設定があった。[+]キーでUSBメモリの優先度を上げたら、無事USBから起動してくれた。

こうしてBIOSをアップデートでき、新しいCPUも無事認識されるようになったのだった。

参考:ベンチマーク結果

Core 2 Duo E6750をCore 2 Quad Q8400にしたらどのくらい変わったかの目安に。

Windowsエクスペリエンスインデックス
  • プロセッサ:4.4→5.9
  • メモリ(RAM):4.6→5.9
  • グラフィックス:3.0→4.1
  • ゲーム用グラフィックス:3.0→3.5
  • プライマリハードディスク:5.9→5.9
HDBENCH Ver 3.40 beta 6
  • ALL:165,434,546→452,360,744
  • Integer:168,353→749,920
  • Float:119,302→759,949
  • MemoryR:87,695→383,640
  • MemoryW:77,414→192,716
  • MemoryRW:152,608→384,511
  • DirectDraw:17→39
  • Rectangle:1,955→5,148
  • Text:4,359→18,600
  • Ellipse:2,828→6,155
  • BitBlt:22→71
  • Read:11,731,262→38,176,310
  • Write:1,260,276,247→-855,471,887
  • RRead:9,724,031→26,592,248
  • RWrite:41,491,417→113,534,757

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