macOS Sierra(10.12)が公開されたその横で、MacBook Air(mid 2011/MC965J/A)にOS X El Capitan(10.11)を入れた。SierraではJavaのサポートがなくなるためAdobe CS5を使えなくなるらしいと聞いたからだ。
AppleはJava6のサポートを、El Capitan限りとしています。 よってPhotoshop CS5とillustrator CS5を使い続ける限り、1年後にリリースされるはずの時期Mac OSへのアップグレードは、いよい不可能となります。
Mac OSX El CapitanにPhotoshop CS5とillustrator CS5をインストールしてみた。 - 日々の気づきを共有しよう!!![]()
El Capitanでは当初、プリインストールのフォントにかなり深刻な問題があった。MacはDTPの仕事で使うため、フォントの問題がある環境にはできない。アップデートは控えていたのだった。
OS X 10.11搭載のPro・Stdフォントは、製品版/従来版フォントと比べ深刻な互換性上の不具合があり、文字化けや組み体裁が崩れる場合がありますので、使用しないでください。
OS X El Capitan(10.11、10.11.1)搭載のヒラギノフォントと弊社製品版フォントについて|ヒラギノサポート![]()
下の記事を読むと、フォントの問題は今は解消しているようだ。よしEl Capitanをインストールしよう。
- 現在の状況:OS X El Capitan(10.11.2)搭載のヒラギノフォントと弊社製品版フォントについて|ヒラギノサポート(http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/support/otf_osx_El_Capitan.html
)
El CapitanはMac App Storeで一度インストール(厳密には「入手」からインストーラーをダウンロード)していれば、新しいOS Xが公開されたあとでもダウンロードできる。しかしそのことに気付いたのはSierraが公開されてからだった。
やむを得ず、El Capitanのインストーラーを知人からコピーさせてもらった。
しかしクリーンインストールしようとすると「このアイテムは現在一時的にご利用になれません」と出る。
いろいろ検索してみてわかった。「このアイテムは現在一時的にご利用になれません」は翻訳すると、「このアイテムを利用する権限がありません」ということだった。なんだそりゃ。利用できない理由は一時的でもなんでもない。しばらくたってもう一度試したらこのアイテムを利用できるようになるかもしれないと誤認させるのはよくない。
- 参考:OSをアップデートしていたMacの復元方法 | MEMOUK(http://67.org/uk/2015/02/internet-recovery.html
)
このMacBook AirにプリインストールされていたのはLion(10.7)である。
Lionの回復ディスク(2GBのmicroSD)をUSBカードリーダーで接続して[command]+[R]を押しつつ再起動したところ、「OS Xを再インストールする」のアイコンがLionになり、Lionをインストールし直すことができた。まっさらのLionからEl Capitanのインストーラを起動、El Capitanをインストールする。
あとは以下の記事に従って、「入手」したことがないOS Xをクリーンインストールできる起動ディスクを作成した。
- 【OS X El Capitan】インストール用 USB メモリ起動ディスクを作成して再インストールと復元をできるようにしておく : Mac・iPhone・iPad を使い倒したい(http://c-through.blogto.jp/archives/47299173.html
)
sudo /Applications/"OS X El Capitan インストール.app"/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/hoge --applicationpath /Applications/OS\ X\ El\ Capitan\ インストール.app --nointeraction
(※「/Volumes/hoge」はインストーラーを作成するUSBメモリの名前に置き換える)
これでMacBook AirにEl Capitanをクリーンインストールできた。ほっとひと息。
設定については別のエントリで。
(2017年7月15日記)